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社会科フォーマンセル チームD記


こんにちは。今回は、なこが体験記を書かせていただきます。
書きながら胸が熱くなってくる。
そんな3か月を過ごすことができました。


1.参加前~チーム初対面

参加する前の私。本当に悩んでいました。
イメージがつかないまま授業が始まり、教科書をなぞるだけの授業。
「先生それじゃわからん!」と言わせてしまった一学期。
自分にできるのか?元気が良すぎるうちのクラスで大丈夫だろうか。。。と不安しかありませんでしたが。
チャンスの神様は前髪しかない!えいやっ!と飛び込んだ社会科フォーマンセル。そこには、実践を重ねてこられた先輩先生方がいました。
先生方の顔を見て、「よしやるぞ!」と実が引き締まりました。


2.実践編

<自動車工業:運輸>

 はじめは、この単元で、自分の授業を撮影するところから始まりました。
自分の課題であるおしゃべり先生。自分の授業動画を見ながら、ついつい「これは教えなくては」と力が入りしゃべりすぎてしまうことの指摘をしていただき、これじゃ「授業おもしろくない!」と目が覚めました。この1時間でおさえたいことは何か、焦点化したいことは何かの軸を明確に持ったうえで、子どもたちに任せるところは任せる。一緒に考える。
 調べたうえで、「え?それってどういうこと?」と語ってもらい「わかったつもり」を「わかった・できた」化していくことが大切だと実感できました。 
 授業後に何人かが「ピッ!ピッ!」とギャング(自動車を船に乗せるプロ集団)の真似をしながら前に後ろに進む遊びをしていて、これが子どもと社会がつながる「社会する」ということかもしれない!初めて思えました。

<水産業を考える会>

 他の単元や教科でも同じゴールを意識して積み上げた上で望んだ2本目の単元。社会科お届け便での資料を参考にさせていただきながら、「自分だったらどこに漁に出る?」とロイロの日本地図に印をつけてその理由を共有しました。
 すると…まさかのあの子が、自ら電子黒板に向かい解説しながら考えている姿がありました。他の子が発言できなかったからどうにかしなければと反省していましたが、「これは彼のための授業だね。それくらい価値がある」と言っていただけて、涙がちょちょ切れました。授業内容だけでなく、学級経営ってなんだろうと考えることもできた気がします。


3.一緒に走り切った先生方の実践

<子どもたちが本物の火縄銃に触れ「歴史する」長篠の戦い>

「あなただったらどうやって戦う?」「ここに自分がいたとしたら…?」と授業の中で子どもたちとタイムスリップ。
伝えたいことはたくさんあるけれど、この1時間で何を学ぶのか、焦点化の大切さについて共に学びました。

<企業の広告・実物の衝撃に触れ「工業する」安全で人にやさしい自動車づくり>

アップとルーズや想像を超える実物の衝撃画像を使って引き込む導入。
徐々に枠をしぼっていく発問を出していく展開。
その子らしさに焦点を当てて個に焦点を当てたゴール設定の在り方についても学びました。


4.「社会する」を経て見えたもの

 子どもたちと共に「社会科する」授業を通して、もっともっと子どもたちと成長していける存在でありたいなと思います。
「指導書は教えてくれない。職員室は教えてくれない。」そんな出会いや学びがありました。
 この3か月間があったからこそ、自分から動くことの大切さ、もっと「おもわか(おもしろくてわかる)な授業」を!という気持ちが強くなりました。そして、教科書の見方が変わった自分、変わっていく子どもたちの姿を目の当たりにできました。
 教師としての私の学びは始まったばかりです。これからも初心を忘れず、学び続けていきたいと思います。

 一緒に走りきった仲間には感謝しかありません。
 本当にありがとうございました。

                          授業てらす  なこ

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