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前田先生の『「防災教育」学習会』を視聴して。

みなさんこんにちは!

実習生のひかりんです。

今回は、前田先生の『「防災教育」学習会』(アーカイブ)を視聴しました。

そこから、私自身が学んだことや感じたことなどを書いていければと思います!

ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。

●前田先生の授業を視聴して

今回の学習会では、前田先生の授業動画を見て、各自「動画の15秒を切り取る」という活動をしていました。
(アーカイブ視聴でしたか、私も実際に取り組んでみました。)

―私の切りとった1場面―

1人の子どもが「率先して避難することを習ったし、自分の家で待っててもし家族が来たとしても、その時点で津波が来て流されてしまう可能性があるから、地震が来たと思ったらすぐに高台に避難したほうが助かる確率が高いと思います」と発言。

→前田先生は、その発言に対して「もし家族が来たとしたら?って言っていたけど、家族は何しに来る?」とみんなに問う。
→誰かが「向かいに来る」と答える。

→「たしかに!」とさっきまで静かに話を聴いていた子どもたちが、近くの人と話し始め、一気に雰囲気が盛り上がる。
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児童の発言を拾って、そこから教師が問を出し、そのことによって子どもたちの感情が動き、自然と考え出す。

この瞬間が私にとって非常に印象に残り、子どもの発言から学びを広げられるようなそんな授業をしたいという思いが強くなりました。

また、「自分にはできないかも」と言ったり、それに共感したりする子どもたちの様子も見られ、自分のこととして考えられる授業であるところが素敵だなと感じ、防災教育において、命について考える授業において大切にしていきたいと思いました。

加えて、前田先生の授業を子ども目線で見てみた時に、私自身防災についてしっかり勉強している「つもり」であったけれど、実際にはちゃんと向き合って考えることができていないのではないか、他人事として考えてしまっているところもあるのではないかと感じました。

そのことから、先生として教える前に自分自身が、自分事として考えていかなければならないなと痛感しました。

●意見交流の場面から

さて、各自授業から15秒を切り取った後は、それをもとに意見交流が行われていました。

当日参加されていた方々一人ひとりのお話を聴いていると、みんな切り取る場所、そこから考えたことなど、それぞれが異なる視点から授業を見ていて非常に面白いなと感じました。

意見交流の中で出ていた、たくさんの思いや考えから得る学びはどれも貴重でした。

また、この意見交流の中で、いくつか印象に残った内容や言葉がありました。

-前田先生-

・『きれいごとを学ぶことが防災教育ではない。』

・『子どもたちをドキッとさせたい。』

・『私たちに何ができるか、それは子どもたちに生き方について考えさせる。「家に帰ったら家族と話してみよう」と思えるような授業をしたい』

-TAKAさん-

・『自分ごとになると、他者と話したくなるんだなつながりたくなるんだなと思った。』

・『自分に関することは、「人と話して考えたい、みんなはどうするのか知りたい」という動機になるのではないか。』

-はすみんさん-

・『実習先で「学校教育は子どもたちの生き方を育むところ」というお話を聴いて、今回はその視点でそれが表れてる15秒を切り取った。』

-青柳先生-

・『授業は学びの入り口である。』

ここで印象に残った内容や言葉は、全て私にはなかった考えであり、私もこの考えを自分の考えとして持っておきたいと思ったことでもあります。

そして、このような交流の場は、多くの人のたくさんの思いを聴くことができるため非常によい機会だなと改めて感じました。

●前田先生の考える防災教育とは

私は、今回の学習会で一番初めの前田先生のお話が非常に印象に残りました。

★『その人たちがが生きたかった未来を生きている、これを理解して感じて想いを巡らしていく。これが防災教育』

★『「どう生きていくか」を子どもたちに考えさせたい、学ばせたいという思いが授業の根底にある。』

★『震災のことを学ぶ。自分の命を守る方法を学ぶ。災害死がたくさんある中で、当たり前に生きていることに感謝すること、そして今ある命をどう使っていくかということを語りたい。それが防災教育において、何よりも大切。』

防災教育といえば、災害から自分の命を守る方法について学ぶことであるとずっと考えていました。

そのため、これまでの私の経験からも「防災教育=避難訓練」いう印象がありました。

しかし、今回の学習会で前田先生の思いを聴くことを通して、防災教育は「いのちの授業」であることに気づかされました。

だからこそ、日常的に自分の命について、他者の命について、「自分事」として考える必要があるのではないか、命について考えることが自分の命の守り方を、大切な人の命の守り方を、考えたいという思いにつながるのではないのかと思いました。

〜おわりに〜

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

大学の授業でも、習うことがなかった防災教育について、子ども・教師の両方の面から学び考えることができました。

これが、授業テラスのよさの1つであるのかなと感じています。

これからも、今を大切に夢に向かって学び続けることを大切にしていこう、そう考えるきっかけとなった学習会でした。


テラス実習生:ひかりん


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