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算数部の成長を”ココ”に見た!!

先日(3月8日)、算数ネタ祭りが開催されました。
総勢50名を超える多くの方々が訪れる大きなイベントとなりました。
当然実力者が授業開きに使えるネタをわかりやすく提示したということもあります。しかし、これだけ魅力あるイベントになったのは、算数部のメンバーの全員の熱い思いがあったからだと感じています。

全員が全員を尊敬している。
私はそんな場だと思っています。

だからこそ、任せることができます。だからこそ、伝えることができます。
やっぱり人は、人によって動くのです。正論ではありません。感情です。

ただ、ここまでの道のりは長く、1年かけてコツコツ積み上げてきた様々なものが1つ花開いた瞬間でした。
その変遷とチームマネジメントについて残していこうと思います。

はじまりは4人だけ

最初の算数部は算数の教科教育を主とするメンバーの4名でした。
宮崎から明るく算数をてらす サトシさん
確かな実力でチャットを盛り上げる かずにいさん
冷静に分析し四皇を倒そうとしている かずやさん
そして私、さるっちです。

そこでは、目指すべき算数観が似ているということもあり、意気投合することが多かったです。サロン内を盛り上げようであったり、授業を公開しようであったり、実践を発表しようであったりとアウトプットを中心に展開しました。

熱き学び手は、熱き学び手を呼ぶといいます。
人の連鎖が学びの底上げとなりました。

組織論で言うところの「お互いがお互いの強みに着目し、強みを引き出そうとする集団」といったところです。

ただ懸念されることが1つあります。似た考え方がまじりあうため、答えも大体同じになっていくということです。
同質の集団ということになります。

しかし、その懸念事項も飛んでいくほどの白熱する議論が展開されます。


授業を見て語り、学ぶ

初めての授業公開

初めて授業を公開して、参加者たちで語り合う時間が設定されました。
そこで、空気が変わり始めます。
算数が好きなメンバーが集まり、語り合う。そこには生の授業があって確かな実力のある実践がある。
盛り上がる!盛り上がる!盛り上がる!盛り上がる!

意見を言うだけではなく、そこから新しい何かをつかもうとする意識が常に交錯していました。全員が意見を言い、かずにいさんの授業がどのように良いのか…肌で感じることができました。

今までは、何か少しうわべだけだったのかもしれません。それぞれの内面までじっくりと語り合う時間があり、算数欲が止まりませんでした。同質の集団でも、深掘りすれば自分たちにない考え方、見えない考え方がたくさん隠れているのです。それを顕在化する、一気に我々の意識が高まりました。


新しい”人”が”人”を呼び、スタンドアップ

9月!第3期が入会してきたあたりから算数部の10人を超える大きな集団となりました。意見を伝えるのが徐々に難しくなります。誤解や矛盾が生じないようにだいぶん気を付けました。
だれがどのように展開するのか役割分担も大切になっていきます。
インプットや運営、算数の魅力発信など、多岐にわたる考え方の方々が算数部に参加されてきました。


関わったものはすべて自分でやってもいいじゃないか

職員室NEXTという兄弟団体のセミナーで
志田先生が学級経営について語った時に次のように言われています。

1つでもかかわったのならばすべて自分ですればいい。
それが当たり前だと考えたらいい。
そんなちょっとした時に手伝ってくれる人(子ども)がいれば、本当に感謝するのではないでしょうか。

志田倫明(新潟大学付属新潟小学校)

ふと、算数部に目をやると、この”かかわる”が自然とできていることに気付きました。
役割分担だけではなく、ちょっとかじったのだから、すべてともに学んでいこうというスタンスです。
「やりましょうか?」「○○できますよ!」がにちじょう

算数が大好き!そしてその算数を楽しく学ばせてあげたいという考え方が根付いており、そのために私たちにできることは何かという意識の高い方がたくさんおられます。

5月、新しい算数部に生まれ変わります。
きっと楽しいことが待ち受けているに違いない。

(算数部リーダー さるっち)

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