追究する子を育てるシリーズ②〜大仏は奈良時代の人々にとって、本当に必要だったのか?〜
みなさん、こんにちは。
授業てらす4期生 社会科部屋のハジメです。
「社会科の授業で、子どもが自ら進んで学ぶためには、どのような手立てが必要か?」
そのような悩みをお持ちの先生方も多いかと思います。
そこで、授業てらす 社会科部屋では、子どもが追究したくなる授業を目指し、『追究する子を育てるシリーズ』を毎月開催しています。
今回は、「子どもが追究したくなる学習課題!〜大仏は奈良時代の人々にとって、本当に必要だったのか?〜」(提案者:たくみさん)というテーマで、セミナーを行いました。
「大仏は奈良時代の人々にとって必要だったのか?」
「大仏は奈良時代の人々にとって、本当に必要だったのか?」
子どもの「え?」という反応がより生まれるのは、どちらの発問でしょうか?
“本当に”を入れることで、子どもが“分かったつもり”の状態になり、自然と考え出すことができるような状況をつくり出していました。
また、たくみさんは、補助用のホワイトボードを複数用いて前時までの記録を残し、単元のつながりを意識しながら追究できるように工夫されています。大仏の学習でも、遣唐使や聖武天皇について触れながら子どもが追究する様子が紹介されました。
ここで、参加者のもりゆうさんから、以下の疑問点が挙がりました。
「発問は、子どもの言葉から生まれたものなのか?」
「事前に与えられた課題を、どれだけの子どもが取り組んでいたのか?」
「大仏が必要だと(結論が)出た後、どのような追究が生まれたのか?」
いずれにも、返す言葉が見つかりませんでした。
また、どれも“追究する子”を育てる核心を突いているのではないかと感じました。
・「追究する子とは、どのような子なのか?」というイメージを持つこと
・追究する子のイメージに近づけるために、発問や導線の工夫をすること
今後の授業づくりにおいて、意識して取り組みたいと思います。
“追究する子”のイメージも、人それぞれなのか…
最後に、オープニング動画やコメントで盛り上げてくださったちんぺーさん、司会進行や仕事の割り振りをしてくださったケンタロウさん、ブレイクアウトルームの割り振りをしてくださったじゅんさん、子どもが夢中になるような提案をしてくださったたくみさん、そして、運動会シーズンのお忙しい中参加してくださった先生方、本当にありがとうございました!
ハジメ_山﨑 創