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感想文: 東野圭吾「手紙」     ネタバレあり

 読書感想文 書いたことあったかも。これからも続けていきます。

東野圭吾 「手紙」

この本は、もう、出たころに読んだので、相当前に読みました。
映画も見た。映画は面白くなかった。山田なんとかと、沢尻エリカ。

 東野圭吾は初めのころの本はほとんど読んでいたけれど、ガリレオまでかな。真夏の方程式までかな。冬のボードスポーツネタとかになってから全く読んでいません。ドラマ用なのか、映画用なのか、内容が全く薄くなってしまったから。読まなくなりました。

好きな本は、この「手紙」と「殺人の門」だけです。

手紙は、ネタバレになりますが、人殺しで刑務所に入った頭の悪い兄から、優秀な勉強のできる弟にあてたたくさんの手紙。返事は送らない弟へ、たくさん大好きな弟に送る兄の手紙という内容です。

兄は殺人を犯し、刑務所へ。兄から見た弟は成績優秀で、賢くて、本当にこころからかわいくて尊敬できる弟。そのイメージが全く崩れていない。刑務所に入っても弟は優秀だから、良い会社に入って、素晴らしい生活を謳歌している、と信じている。それを誇りに思って、毎日生きている、刑務所暮らしをしている。

私はこの本を読んで、号泣した。兄の手紙にね、最後の手紙に号泣して、そこを何度も読んではは泣いたの。
すごく良かったので、いろんな人に勧めて読ませた。
でも、だれもあまり読書を習慣としていなかったようで、一冊を最後まで読めず、更には「どこで感動したの?ちょっとわかんない」と言われたことは言っておきます。
あまり本を読まない人には響かない、かもしれないです。

時間が兄は止まっていて、優秀な弟はずっと優秀で、輝かしい人生を送っていると思っていた、そこまで馬鹿だった、ということです。
笑えるでしょ?普通なら。

秋葉原の犯人の加藤は死刑を待っているだけですが、批判されている家族たち、弟は自殺しています。
宮崎勤の父親も自殺、

結局死刑になった本人は贅沢な税金暮らし。
死刑を待っているだけの何も批判されない保護された檻にいるだけ。

遺された家族は、名前を変えて、結婚もできず、解散して、働けばなぜか殺人犯の親族だとバレ、また引っ越す。

迷惑なものです。家族に罪はあったのか。
家族は関係ないという人もいますが、私は、関係なくはない、育ち、虐待、脳障害の遺伝。なども要因としてあると思っています。

猫の目玉だけ集める収集癖が、急に生まれるか?
前頭葉の異常。神戸のサカキバラ事件の母親が本を出したのを読みましたか?「少年Aを産んで」という題名。
文章も内容も、小学生以下。この知能なら、脳障害が生まれてもおかしくない、と立証するような本でした。まったく、ひとごとのようでね。
ださなきゃいいのに、ばかだな、やっぱり、と思える内容でした。

横道にそれましたが
東野圭吾の「手紙」の感想。
まぁ、とにかく、泣けます。号泣しました。
是非読んでみてください。映画は何も伝わってこなかった。
読んだ後だったからかもしれませんが。

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