欲しかった才能
人それぞれ、得意、不得意、がある。
私はスポーツ、が全くできない。びっくりするほど運動神経というものがない。
どんくさい、などというレベルでもない、先生に「ふざけないでちゃんとやって、どうしたの?」とまで言われたほど。私は、死にたくなる気分のまま、笑いもせず「ふざけてません、できないんです」と言った。
でも、家でできることは多い。得意なことは、
・字がうまい(親が書道家だったせいだ)
・料理がうまい(母が料理上手だったせい) ※おかげ、とは敢えて書かない
・裁縫、手芸、編み物、常人以上に得意だ、お教室を開いていた。
・ゲームが大好き やりこむ、ゲーマー。ドラクエ信者
・PCが得意 これも資格を取って、10年以上会社でトレーナーをしていた(会社に無理やりやらされた)
・絵がうまい、子どもの時に書いた絵は、いつでも張り出され、賞状、なんとか像みたいなものもたくさんもらった。
マンガ家になりたくて、子供のころから絵を描いていたから。
・読書量が半端じゃないぐらい多い。家に、絵本が無くて、大人用の本ばかりあったので、それを読んでいた。
インドアでできることが得意である。
でも、欲しかった才能が、「作曲できる」ことである。
もちろん、ピアノを習っていた。譜面通りに人並に弾ける。
しかし、作曲ができない。
もし、私に作曲できる能力があれば、どんなに願ったことだろう。
伴奏やクラシックは初見でだいたい弾ける。でもpiano習っていたなら
当たり前のことだ。珍しくない。
作曲もそうだが、歌がたいして上手くない。
音域が狭い。
歌が上手くて、作曲できる人を好きになりがちである。
なぜだろう。歌が上手い人、プロの歌きいたことありますか?
友だちにセミプロいや、プロの歌手がいた。
カラオケに遊びに行ったら、その子が歌うと、涙が出るほど感動する。
慣れると平気なんだけど、毎回鳥肌が立つ。
プロの歌手は、近くで聞いたらぶっ飛ぶぐらい上手いんだ。
走るのが早くても、なかなか見せ場はなくなる。おとなになると。
でも、歌で人を感動させることができる人は、絶対に、神様の近くにいる人だと思う。
届かない、努力じゃない。作曲も、歌も、その人のものだ。
特別なものが欲しかった。ないものねだり、なのかもしれないが、
大谷くんが、活躍する時期になって、Youtubeでまとめを見ている。
野球はよくわからないけれど、楽しそうで、簡単そうになんでもできる大谷くんを見るとすっきりする。
まわりが、特別、人間じゃない、というので知った。
そうか、すごいひとなんだ、って。
野球のイメージは、筋肉なのかデブなのか知らないけれど、結構威張っているイメージがあった。
年収のせいか?偉そうだ。
だから、嫌いだったけれど、大谷くんが出てきて、他の人が下手なんだ、って考えていたら、レベチらしい。
優しそうで、優しくて、かわいくて、まったく偉そうじゃない。
もっと、威張ってもいいんだぞ。
大谷くんと、作曲家と、歌の上手い人は、神だと思っている。
監督が「ほかに何を褒めればいいんだ???」と言っていたので、そうか、監督も未知の人。コーチはどんな気分で教えているのだろうか。
天才に。
努力の上の天才。努力ができる天才。
欲しかった才能、何かありますか?