コペンハーゲンをベースに活躍する黒人女性グラフィックデザイナー
コペンハーゲンをベースに活躍する黒人女性グラフィックデザイナーAurélia Durand。
フランスの郊外で生まれ育ったAurélia Durand。様々な人種や文化が共存する環境で育ったことが彼女の作品に大きな影響を与えています。エラスムス計画の交換留学生としてデンマーク王立美術院でデザインを学んでいた頃、段々とデザインの世界に引き込まれていきました。
修士号を取得するため一度パリへ戻り、その後またコペンハーゲンでの生活をする中で、この街は多様性に欠けていると感じていました。インターンで家具のデザイン会社にいる時期も自分の身の回りを彩ってくれて、元気を与えてくれるカラーが少ないことに落ち込んでいました。その環境からの脱出こそが彼女のクリエーター精神の原点です。
Aurélia Durandは、デジタルドローイングだけでなく、黒人をモチーフにした色鮮やかなアクリルペインティングも描きます。典型的なデンマークの価値観からすると特異な存在です。
デンマークでのメディアに登場する黒人のイメージはCirkel Kaffeのパッケージのアフリカ系黒人女性です。
Aurélia Durandは、デンマークのみんなにも色鮮やかな世界(アート)を楽しんで欲しいと願ってグラフィックデザインを発表し続けています。