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デンマーク1930年代「知られざる職人と呼ばれたViggo Boesen」のモフモフチェア

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この椅子のデザイナーである建築家Viggo Boesen(ヴィゴ・ボーセン:1907-1985)の義母の名前にちなんで名付けられた「リトル・ペトラ・チェア」The Little Petra chairは、1938年にコペンハーゲン家具職人ギルド展示会のためにViggo Boesen(ヴィゴ・ボーセン:1907-1985)という建築家によって設計されました。

(ちなみにBørge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)が2213をコペンハーゲン家具職人ギルド展示会に出品したのが1939年のことです。)

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実はヴィゴ・ボーセンは、デンマークでも広く知られておらず、「知られざる職人」と呼ばれています。知名度は低いですが、彼のFUNKIS(スウェーデン語で機能的なスタイル)なデザインは、1930年代のデンマークを象徴するデザインと評価されています。

がしかしヴィゴ・ボーエンセン自信が発表当初「リトル・ペトラ・チェア」を過小評価し、極限られた数(約30台)しか制作しなかったため、結果オリジナルのリトル・ペトラ・チェアには、オークションで高値が付いてしまっています。

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ヴィゴ・ボーセンは熟練の建築家であり、1930年代一般的な人々の間で人気となった新しいヴィラスタイル「FUNKIS」を紹介した建築家のひとりでもあります。 また有機的な家具の先駆者といっても過言ではありません。

彼の哲学「家具は座る人を優しく滑らかに包み込む有機的な曲線をもった優れたデザインと強度、耐久性を兼ね備えているべきだ。」に基づき、ラタンの強度と耐久性に着目し、なめらかな曲線が特長のモダンな輪郭の籐製家具を数多く生み出しました。

ヴィゴ・ボーセンという名は今日あまり知られていませんが、彼のデザインは徐々に世界中で人気を集めています。

彼のオリジナル家具、特にこの「リトル・ペトラ・チェア」は、世界を代表するオークションで巨額で販売されています。 時代を超越したデザインを大切にする&Traditionにより「リトル・ペトラ・チェア」The Little Petra chairはリニューアルされました。

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