ルクセンブルクの独立系出版社の素晴らしきCIデザイン
Mirko Borsche率いるミュンヘンのデザイン会社Bureau Borscheは、ルクセンブルクを拠点とする新しい独立系出版社/メディア会社LemonLand Media Labのコーポレートアイデンティティを作成しました。
LemonLand Media Labの名前の2つの「L」から構成されている遊び心のあるアプローチは、アイデンティティの決定的な特徴となっています。このコミカルなコンセプトがすべてのアイテムに行き渡るように名刺をはじめ、レターヘッド、プレゼンテーションテンプレートまで同コンセプトのイラストが採用されています。
ミュンヘンにあるグラフィックデザインスタジオBureau Borscheは、Balenciagaのロゴのリデザインなどを手がけており、音楽やファッションの分野でも多くのポートフォリオをもっています。
LemonLand Media Labは、出版メディアの世界で最も重要な存在となるであろう可能性を秘めた新しいプラットフォームです。
それもそのはずLemonLand Media Labは起業家のMike Koedingerにより構想されました。 Mike Koedingerはルクセンブルクの大手独立系メディア会社であるMaison Moderneの創立者、元CEO、そして現在の会長です。
現在LemonLand Media Labは、2019年の創立25周年迎えるMaison Moderneの再構築プロジェクト「Rethinking Maison Moderne」にフルタイムで取り組んでいます。
Maison Moderneはユニークなメディアエコシステムを形成しています。出版社、コンテンツエージェンシー、広告そしてビジネスクラブ4つの領域を横断しながらクライアントにとって最適なパートナーとしての地位を築いています。
世界屈指の富裕国、知られざる小さな大国ルクセンブルクについてどれくらい知っていますか?
ベルギー、ドイツ、フランスに囲まれたヨーロッパの小国・ルクセンブルク。人口わずか57万人、国土は神奈川県くらいの大きさという小国ですが、実は世界でも指折りのお金持ち国家として一目置かれている存在です。
1960年代から鉄鋼業の不振を受け、ルクセンブルクは金融立国を目指す方向に舵を切りました。その政策が功を奏し、いまやロンドンやフランクフルトに次ぐユーロ市場、ヨーロッパを代表する国際的な金融センターになっているんですね。
欧州における銀行活動の中核拠点としてルクセンブルクを選ぶ国際企業グループが増えています。
ドル圏でタックスヘイブン(租税回避地)と一般的に呼ばれるケイマン諸島、バハマやイギリス領ヴァージン諸島などは「島内で事業を行わない会社は法人税などを払わなくてよい」という法律があり、その法律により独自のポジションを築いています。
ルクセンブルクも規制を緩くすることで、EU圏内において独自のポジションを築き、ロンドンやフランクフルトがなれないオフショア市場となって大量のお金を呼び込んでいるようです。