UNVのinterviewに受かりました!
ご無沙汰しています。
こんにちは、プリンセスです🙌
ここ2週間ほど、体調も良くなく、その中で修士論文の追い込みやら就活やらで、なかなか更新できてませんでした。
先日、UNVの面接を受けて、結果、パスできました!
就活もこれにて終了、となりそうです、、!
とりあえず卒業後の進路が見つかったのでありがたい。
備忘録がてら、そして、今後もし受ける方がいれば、微力ながら参考になればと思い、UNVのインタビューについて振り返ります:)
今回が2回目のUNVインタビュー
UNVに関しては、以前、一度受けたときに、こちらにも記録していました。
前回も日本人対象でしたが、今回もそれに似たような状況でした。
というのも、JICA海外協力隊に参加歴のあるOB・OGを対象にした公募が毎年一回あり、今回はそれを通して応募したからです。
詳しくはこちらを参照ください↓
なので、前回の日本人対象のものと同じく、全世界の応募者と戦うよりはまだ望みがある、、という感じです。
なぜ戦う土俵の話をするかというと、UNVは27-80歳が応募可能。笑
そして、前述の記事でも書いたように、UNVはボランティアと言えども、最低限の手当ては出ますし、即戦力として現場で動ける人が求められます。
つまり、30歳前後で応募したとしたら、自分より年上で経験も知識も上の人の方が多いことは火を見るよりも明らかなわけで。
29歳の私が、全世界の人々を対象にしたポジションに応募しても、50歳のベテランパブリックヘルスプラクティショナーも応募していれば、99.9%勝てない。笑
(風の噂によると、前回インタビューまでいったポジションも結局、医師が着任したらしい…)
だから、土俵を選ぶことも大事。
と、競争の話はこのあたりにして、
今回、私が応募したのは、WHO・ザンビア事務所のPublic Health Officerのポジションでした。
かなりレベル高いassignment(笑)
Task description(仕事内容)を読むも、
「これはボランティアじゃなくて正規ポジションやろ…」
と思わずにはいられない内容…。
一瞬ビビったけど、でも裏を返せば、
「これをUNVとしてアプライできる機会があるなんて幸運やん!」
と、やたらポジティブ思考で応募。
書類審査が進んでいる連絡やインタビューへの招待メールが来るのが結構遅くて、内心ではインタビューまでもたどり着かないのではと思っていました…。
挑戦あるのみ!!です!
インタビュー準備
前置きが長くなりましたが、ここからインタビューについて。
UN関連のインタビューは基本的には同じ形です。
一般的に行われるのは、Competency-based intervew(CBI)というもの。
このCBIは、ざっくり言うと、
「過去のイベントに対して取った行動が、未来で同じような場面に直面したときに取るであろう行動を予測するもの」という感じ。
これだけだとわかりにくい…
要するに、聞かれる質問としては、
・今までチームで働いているとき、チーム内で意見が分かれてしまった場合、あなたはどのように対処しましたか?
・今までのあなたの仕事の中で、良い結果が出たときのことを説明してください。
みたいなもの。
「過去の行動は、未来の行動を予測できる」という原則に基づいたものらしいです。
そして、こういった質問に対して、
「STARモデル」
とか
「CARLモデル」
と言われるような、シナリオ型の回答を準備する必要があります。
STARは「Situation・Task・Action・Result」、
CARLは「Challenge・Action・Result・Leaning」の略。
例えば、「今までチームで働いているとき、チーム内で意見が分かれてしまった場合、あなたはどのように対処しましたか?」という質問を例にとって、STARモデルで考えると、
1. そのときのsituationをまず説明する;どういう状況だったのかを詳しく描写する
2. そのとき、自分はどういう立場でどういう役割(Task)を担っていて、何を期待されていたのかを説明する
3. じゃあ、意見が割れちゃったわけだけど、あなたは何をしたの?どういう行動をとったの?というのがAction。
4. その結果、どうなったのかという転帰(できれば良いアウトカムが出た話が良いと思うけれど、失敗した話でも、そこからのLesson learntが説明できればいいと思います。ただ成功した話を聞かせてくだい、という質問に対して失敗談を話すのはナンセンスだと思う…!)
といった感じです。
こういった具体的に描写できるストーリーをキャリアの棚おろしをしながら、いくつか準備しておく必要があります。
何を聞かれるのかはわかりくいけれど、
私の場合は「Competency Framework WHO」
とインターネットで検索したら、WHOがどういう人材を望んでいるのかが書いているPDFドキュメントを見ることができたので、
自分の応募した機関を調べるといいと思います。
あとは、こちらのサイトも参考になりました。
私が実際に聞かれたことは(全部は覚えてません🙏)
・異文化の中で、Public Health Officerとして同僚たちとどのようにコミュニケーションを取りますか?そのような状況に対応したことの経験を振り返って描写してください。
・知識のレベルが違う人とのコミュニケーションについての自分なりの成功例と、あればストラテジーについて、経験をもとに話してください。
・ジェンダーや信仰などの違いに関して、どのように配慮しますか。さまざまな背景の人たちとの協働について考察してください。
・仕事をともにするチーム内で、あなたに結果を求めらたとき、どのように行動しましたか、しますか?
、、などなど。あと2問ほどあった気がしますが、、思い出したら追加します。笑
CBI以外のテクニカルクエスチョンも手ごわい
そう、CBIは核になるけれど、まず最初は、自己紹介をしてください、と言われるのが一般的かと。
自分の今までのキャリアや経験がどれくらいこのassignmentにマッチしているのかや自分の意欲・モチベーションについて話します。
(これはひたすら自分で練習すればいいと思います。)
自己紹介の後にはテクニカルクエスチョンが来ます。
これが鬼門。笑
テクニカルクエスチョンは、assignmentの遂行に必要な知識や能力が備わっているのかが評価されます。
インタビュー前にできる準備としては、
とりあえずTask descriptionを読みこむこと!
その中に求められることは書かれているので、それを達成するために必要と考えられる知識を復習したり補完したりしていきます。
私の場合は、Public Health Officerというかなり包括的なタスクが割り当てられているポジションではありましたが、
特に感染症やそのアウトブレイクのサーベイランスやモニタリング、マネジメントへの言及が目立ったので、
・最近ザンビアで見られた感染症(輸入感染症を含む)やCOVID-19、WHOが緊急宣言を出したMonkey poxなどの基本的な臨床知識
・WHOが使用しているサーベイランススタイル・システムの基礎知識と現場でのそれらの活用方法
・基本的なIPC(Infection prevention and control)の知識
をブラッシュアップしました。
実際、本番でも、IPCの基本知識について尋ねられましたし、
そのIPCに則って、「病院内orコミュニティ内でのメディカルスタッフの特にCOVID-19に対する感染予防についてプランニングしてください」、という質問もありました。
前回のUNVのインタビューではここ(テクニカルクエスチョン)が一番できてなかったと思ったので、今回はその失敗を活かせたかな?と思います!
ざっくりですが、少しでもお役に立てればと思います。
Bonne nuit☆
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