雪まつりで思ったこと

札幌は久しぶりの雪まつりで、観光客が街中に溢れる季節になりました。
ジンギスカン、スープカレー、寿司、味噌ラーメンなどなど、街中にあるご当地メニュー系飲食店が、軒並み忙しそうです。個人としては、業態がかすってすらいなくて、悔しい限りです。。

さて、
自宅が雪まつり会場のすぐ近くなので、見てきたのですが、ちょっとコンテンツにまんねりが見える気がするのは僕だけでしょうか?
まず感じたのは、日ハムの新球場を、メインレベルに大きく作る発想は誰が決めてるのか。頭の中が「?」で埋め尽くされました。
どう見ても、海外から来る観光客の割合が増えるこのイベント。ましてや道外の人も沢山。
北海道の人の温度感で、日ハムの新球場をこれ見よがしに壮大に作り上げることが、果たしてお客様満足や感動に繋がるのか、もの凄く疑問です。
それなら、大きな雪の滑り台を大通り会場にも作ったり、色んな種類のかまくらを作って、触れたり、見たりしても、幻想的な空間を作った方が喜んでもらえるんじゃないのかなぁ、と思いながら見ていました。(暗いですかね笑)
ご当地グルメも、温まれる場所も、足りない。

雪像を作り、見てもらうという従来の雪まつり自体は保持しつつも、もっと参加型だったり、異世界のような空間にする仕掛けや、新しい取り組みを行う挑戦的なエリアを設けている様子がないことに、少々がっかりしたのが個人的な感想です。
これから先も、観光客の人に来てもらい、リピーターや新規のお客様づくりに危機感を持って取り組んでいる人はいるのだろうか。これは、飲食店などのサービス業でも常に考えることですよね。
お料理や空間が清潔で、安全で、美味しいのは当たり前。その精度を高める努力をするのも当たり前。ただ、その上で、新しい提案を常に仕掛けていかなければ、お客様は飽きてしまいます。
その結果は誰でもわかるように、衰退期に入ってしまい、抜け出すには、かなりの労力が必要です。
すぐに、お店とか経営と結び付けて考えてみてしまう癖があるのは許して下さい。。

「昨年より来てもらえてる」「観光客が多く、行列ができる」「SNSで話題になり売上が爆増」こういう時こそ、自分達の危機感が薄くなり、長い目線でみた時に、衰退の種が芽生えやすい瞬間だと思います。
求められているものを、クオリティ高く行うこと&チャレンジングな仕掛け(最悪ミスしてもOK)こそ、大事なのではないのかなぁ、と雪まつりを見ながら感じました。
もちろん、一人っきりで回りましたけど、何か?

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