エクセルを人に教えてみて直面した学ぶ力の差
親族経営の会社で働く友人に「パートで入ったおばさんにエクセルを教えてほしい」と頼まれて2時間ほど、基本的な操作や機能を教えるつもりでお会いしました。
社長のお知り合いという縁でお勤めされている方で、事務職経験もあまりないという、、、私の不安MAX。それを聞いて逃げるわけにはいかないので、よく使う見積りのフォーマットをもとに、計算式を入れたりフォーマットを編集する方法を手取り足取り教えたつもりでした。
一通り質問に回答し、彼女へ伝えたのは「私は継続的に教えることはできないので、せめてご自身でわからないことをWebサーチしたり、Youtubeなどでエクセルを学ぶことおすすめする。」と。
すると「何を聞いていいかもわからないから、どうやって検索するかもわからない」とバッサリ。
そして「これが一番簡単な方法ですか?」「自動で計算ができるようになってますか?」と念を押されました。
うーん、計算式やセルの編集を教えたのも最終的には自動入力が正しいかの確認(見積金額だし!)が必要だから、違うフォーマットでも理解ができるようにという思惑のもと、そのことを伝えた上で基礎から理解いただこうと思っていたのですが、彼女にはその意識はなく目的は一つ「エクセルで見積書を作成する」だけだったのです。それ以外はNo thank you!らしい。
学ぼうとする範囲や意識に大きな隔たりを感じて愕然としたのはここだけの話。学習者のバケツの大きさは個々で違うのですよね。しかもバケツに入れたい量も違う。自分で解決しようと学ぶ人もいれば、その都度聞けばいいと考える人もいる。
目の前の学習者がどのようなことを望んでいるのかを理解することで期待値が設定できるし、時間を無駄にせずに済むはず。つまりはゴール設定なのですが、いやはや未経験の方とのやり取りが難しくて私の未熟さを痛感いたしました。
前回のレッスンから彼女の習熟度が気になるのでまた様子を伺いに行こうと思います。
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