内向型エンジニアの初ワーケーション体験記 by すずき
こんにちは、エンジニアのすずきです。
9月に行った会社初のワーケーション後、みんなで記事を書きあおうぜ!という流れから私ひとりだけ書いていない状況になってしまいました。
12月に入ってからようやく重い腰を上げたのですが、他メンバーの記事を参考に読んでみたところ、こんなことやった!こんなことよかった!系の内容はすべて書きつくされていて、もう書く内容がないことに気づいてしまいました(ワーケーション記事はこれで6つ目)。
一応、エンジニアブログは採用広報の役割も担っている(はず)なので、キラキラから外れた内容はご法度だと思うのですが、あえてネガティブな内容を盛り込みつつ、私のような内向型の人間が体感したワーケーションの印象などについて書いてみることにしました。
この記事を書いた人
弊社のメンバー紹介ページで唯一顔も名前も出していない陰の者がこの記事を書いています。
こんなメンバーが働いているよ!というのを社外に知ってもらうために、2022/11のOPTEMO正式リリースにあわせて新しくつくったページだということは理解していたのですが、「インターネッツで個人情報晒したくねぇです…」というわがままを受け入れてもらい、私だけ非掲載となりました(完全に同調すべき空気だったのですが受け入れてもらえました。なんていい会社や…)。
それって内向的っていうより協調性がないだけでは…?という声が聞こえてきそうです。
まあ確かにそれもあるのですが、人間と接するのは嫌いではありません。
ただ、基本的にはひとりの方が好きです。ここ一ヶ月はポケモンバイオレットをやるかペーパーハウスコリアを観るかしかしていません。
そんな人間がこのたびワーケーションに挑んだのです。
ワーケーションやりましょうよ!
実は言い出しっぺは私です。
ひとりが好きとか言っておきながら発言が矛盾していないか!?と思われそうです。
ただ、2022/8に入社してからフルリモートで勤務が始まり、他メンバーとの距離感をもう少し掴んでおきたいなぁと思っていました(内向的故、人との距離感ばかり気にします)。
そんな感じでCEO桃太郎さんにワーケーションを提案したところまさかの受理。
リモートHQといった福利厚生の提案についてもですが、基本的にNOといわれない弊社の文化はあたらめて素晴らしいと思いました。
まさかの共同生活
ただ、ここで大きな誤算が一つ。私が抱いていたワーケーションのイメージが他メンバーと完全にずれていました…
自分のイメージ
バケーション : ワーク = 7 : 3
仕事はコワーキングスペースで宿泊はホテル(個室)
時短で集中的に働いて夜は飲み会的な
他メンバーのイメージ
バケーション : ワーク = 3 : 7
仕事も宿泊も同じ場所(畳で雑魚寝)
朝8時仕事開始で飲酒なし
まさかの大きなギャップにショック。
他人と水回りや寝床を共有することになり、まさかの共同生活ワーケーションの幕開けとなりました…
リノベーション古民家の罠
仕事場(および宿泊場所)は金沢駅から徒歩10分ほどの古民家となりました。
リノベーション済で写真の雰囲気もよく、チェックイン後も写真通りの感じでした。
共同生活するんだからこれくらい清潔感ないとな!と少しテンションがあがったのも束の間、大きな黒い影が超スピードで私の前を横切りました。
…そうです。あいつが現れたのです。
リノベーションとはいえ所詮は古民家。一見内装はきれいでも、隙間や配管まわりの防御力は皆無だったようです。
この初戦闘では、メンバーの坂本さんとTashiroさんに撃退してもらいました。
お二人とはこのとき初対面だったのですが、いきなり命の恩人になってしまいました。
初日が終わってそろそろ寝ようとしたら、なんと2体目の黒い影があらわれました。
すでに私のライフポイントは0.3くらいだったのですが、ここではメンバーの芝田さんに助けられました。
しかも深夜1時にコンビニで対策グッズ(ジェット、ブラックキャップ、コンバット、ムエンダー)を一緒に買ってくれました。
この3名(社員全6名)の命の恩人には頭があがりません…
この日はジェットを胸に抱きながら寝ました。
未来の話をするならやっぱりオフラインだね
余談が多くてすみません。一応仕事の話も書きます。
前提として、弊社のフルリモート勤務はかなりうまくいっていると思います。
社内のやりとりについても、待ち時間なくチャットがほぼリアルタイムで行われ、意思決定が見知らぬところでいつの間にか行われていた!というようなこともありません。
ただ、目先の仕事について話すことはあれど、サービスや組織の将来といった会社の核心部分について話すような機会はあまりありませんでした。
今回のワーケーションでは、将来的な開発体制、開発組織として大切にしたいことと採用したいエンジニア像への照らし合わせ、サービスの目指す世界観など、普段話してこなかったけれども重要なことを中心に、みんなでMiroに書き込みながら話し合いました。
これらの話し合いで収穫だったのは、メンバーの熱量にあてられて自分ももっとしっかりしなきゃな!と思えたことです。
また、中心的な事柄を整理できたことで、メンバーと同じ方向を向けたことも大きな成果でした。
守りの開発への一歩
守ったら負ける!攻めるんだ!を言い訳にして、これまでCI導入やコンポーネント管理などが後回しになっていました。
最終日の午前中にエンジニア2人で手分けして、GitHub ActionsとStorybookを導入し、守りの開発を一歩進めることができました。
なんだかんだ…
ワーケーションはやってよかったと思います。
面倒くさい性格の自分に対して優しく接してくれるメンバーの成熟した人間性がわかったことや、メンバーから直接大きな刺激をもらえたことだけでも大きな収穫でした。
ワーケーションでも飲み会でもいいので、これからも四半期に1回くらいはみんなと会えるような機会を設けたいなぁと思っています。