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スキューバダイビングって知ってる?

皆さん、スキューバダイビングって知ってますか?
言葉は知ってるけど難しそう・・・。ライセンスが無いと出来ないでしょ。やってみたいけどどこに連絡して何から始めたらいいか分からない。。。
などなど、なんとなくイメージだけもっている方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな方々にも分かりやすくスキューバダイビングを解説していきます。これを読んでスキューバダイビングをしっかりと理解いただけたら嬉しい限りですし、興味を持った方は是非この機会に始めてみましょう!

スキューバダイビングのスキューバ(SCUBA)って何?

英語のSelf Contained Underwater Breathing Apparatus(空気などの呼吸ガスを携行する方式の潜水器具の意)の頭文字を取ったもの。つまりスキューバはダイビングをする際に必要な潜水器具の頭文字から来ているんですね。
ただ、これは覚えなくても大丈夫!スキューバだけでも十分通じます。

スキューバダイビングをするのにライセンス(資格)は必要?

ダイビングにはCカードと呼ばれるライセンスが存在します。
それではダイビングをする際、ライセンスが無ければ出来ないのかというと、実は業務以外の目的でスキューバダイビングをするのにライセンスは必要ありません。
それじゃあ何でライセンスがあるのでしょうか?それはライセンスがないとある程度制限の中でダイビングをする必要があるからです。逆に言えばライセンスを有していれば制限が外れるので、より自由なダイビングをすることが可能です。
詳細は後述しますが、例えば潜れる深さや特殊地形などは特定のライセンスが無いと潜ることは出来ません。
また、潜水器材のレンタルを含むダイビング関連のサービスを受けるためには、ほとんどの場合Cカードの提示が必要であることから、Cカードを取得しなければ事実上スキューバダイビングをすることはできません。
ただし、インストラクターが同行し、潜水深度を極浅い範囲に限定した「体験ダイビング」であればCカードは不要です。ここでいうライセンスを必要としないダイビングはいわゆる体験ダイビングのことなんですね。
また初級Cカード取得のための講習におけるダイビングには当然Cカードは必要ありません。これから取るんですから当たり前ですね!

Cカードって何?

ダイビング指導団体が、直接またはフランチャイズを通じて実施する技能講習を終了した者に対し発行する技能認定(Certification)カードのことです。ダイビング指導団体は、ほとんどの場合民間の営利企業であり、少なくとも日本では免許証と違ってCカードを所持しないでスキューバダイビングを行うことが法的に禁止されているわけではない。ただ、先述の通りライセンスを有していない場合は多くの制限があるのでご注意を。
また、自動車運転免許にも普通免許や中型免許、特殊免許などがある様に、ダイビングのライセンスにもいくつか種類があります。経験によってランク別になっており、ランクアップの講習を受けることで各Cカードを取得していくことが可能です。
以下は主なライセンスと説明をまとめてみました。

ライセンスの種類

【スキューバ・ダイバー】
リーダーレベル(ダイブマスターあるいはインストラクター)の引率でダイビングを楽しむことができる。
【オープンウォーター・ダイバー】
バディーシステムを守りながら海洋実習地と同等レベルのポイントでリーダーレベルの引率無しにダイビングができる。最大潜水深度は概ね18メートル。
【アドバンスドオープンウォーター・ダイバー】
様々なダイビングテクニックを身に付けて海での遊び方を広げる。最大潜水深度は概ね30メートル~40メートル。
【スペシャルティ・ダイバー】
専門的な知識を身に付けて特別なダイビングをする。
【テクニカル・ダイバー】
レジャーではあるが、単なるレクレーションという範疇を超えた特殊な器材や手順、技術を必要とするダイビング。
【ダイブマスター】
プロフェッショナルの入門レベル。プロとしての基本を身につけ、インストラクターのアシスタントとしてのほか、一定の条件を満たせば限定的な範囲でのみ、単独でも入門者を指導することができる。
【アシスタントインストラクター】
インストラクター開発コースの最初の一部として、プロとしての経験を積み、また、教育システムを習得する。
【インストラクター】
Cカード保持者の為の水中ガイドだけでなく、ノンダイバーの為の体験ダイビングやダイバー養成、Cカード保持者の為の追加講習及び一部のプロコース等が実施できる。
【エグザミナー】
インストラクターの認定試験官。

一般的に最初取得するライセンスはオープンウォーター・ダイバー(通称OW)。ダイビングライセンスを基礎ですし、これがあるのと無いのとじゃ全然違います!正直言ってオープンウォーターを持っていれば大抵のダイビングが出来るといっても過言ではありません。もしこれからダイビングをやってみたい方はとりあえずオープンウォーターだけは取得することをオススメしますよ!
それ以降のライセンスはダイビングの頻度や潜ってみたいポイントのレベルに合わせて取得されると良いでしょう。

ダイビング指導団体とは?

ダイビングの普及・ダイバーの育成を目的とする営利または非営利の団体です。つまりダイビングショップは営利目的のダイビング指導団体ということですね。
それぞれの理念に基づいて、ダイバーの教育やCカードの発行を行っています。
以下は主な指導団体をまとめてみました。

BSAC - ビーエスエーシー(British Sub-Aqua Club)
CMAS - クマス、シーマス(Confédération Mondiale des Activités Subaquatiques)
NAUI - ナウイ(National Association of Underwater Instructors)
PADI - パディ(Professional Association of Diving Instructors)
SSI - エスエスアイ/スクーバ・スクールズ・インターナショナル(Scuba Schools International)

複数ありますがどこでライセンスを取得しても変わりありません。
指導団体の所属が違うだけなのであまり気にしなくてもよいでしょう。

ダイビングの種類とは?

一口にダイビングと言っても色々な種類があり、ライセンスによって出来るもの・出来ないものがあります。
以下は主なダイビングの種類と説明をまとめてみました。

【ボートダイビング】
ボートを使って沖のダイビングポイントまで行き、ボートからエントリー(入水)しボートへエグジット(出水)するダイビング。ちなみにビーチからエントリー及びエグジットするダイビングはビーチダイビングという。
【ドリフトダイビング】
潮の流れにまかせて行うダイビング。通常ダイビングは同じポイントから出入りするが、ドリフトダイビングの場合はエントリー箇所とエグジット箇所が違う。
【ナイトダイビング】
日没後に行うダイビング。昼間のダイビングとは異なる特別な手順や装備が必要。
【ディープダイビング】
水深が深い場所で行うダイビング。明確に水深が何メートル以上という規定はなく、指導団体により見解は様々の様だが、BSACでは最大水深が18メートル以上のダイビングをディープダイビングと定義している。また、40メートル以上のダイビングは“大深度潜水”となる。
【レックダイビング】
沈船を探索するダイビング。
【ケーブダイビング】
洞窟に入るダイビング。一般的にはカバーンと呼ばれる光が届く範囲で洞窟を潜るが、専門的な潜水装備により洞窟(鍾乳洞や溶岩洞窟など)や泉(セノーテや地下水脈など)の地底湖で潜水することもある。
【体験ダイビング】
Cカードを取得していない人が体験的に行うダイビング。潜れる最大水深(12メートル)やビーチからのエントリー(入水)に限るなどの制限がある。厳密に言えばダイビングの種類という訳ではない。

ダイビング器材の名称を覚えよう

スキューバダイビングをするために必要な道具で、主に重器材と軽器材に分かれています。
以下は主な道具と説明をまとめてみました。

<重器材>
【スキューバタンク】
呼吸ガス(ほとんどの場合は空気)を水中に携行するための容器。スチール製又はアルミ製。
【レギュレーター】
タンク内の圧力を呼吸に適した圧(周囲圧=水圧)に自動で調整しダイバーに供給する器材。エア切れのバディーへ空気を分け与えるために渡す予備は“オクトパス”と呼ぶ。
【BC】
英語のBuoyancy Compensator(浮力調整具)の略称。タンクとホースで繋がっており、水中で空気を出し入れして浮力調整具としての役割、水面待機中に吸気して浮き袋(救命胴衣)の役割、タンクを背中に固定する役割の3つがある。
【ウェイト/ウェイトベルト】
ダイビングスーツによる余分な浮力を相殺し、潜行を可能にする。着用するスーツとダイバーの体重により必要ウェイト量が変わる。
※上記以外にもゲージ(残圧計、深度計、コンパス、時計)などがあります

<軽器材>
【ダイビングスーツ】
ダイバーを低体温と皮膚の損傷から保護するスーツ。主にウェットスーツ(夏用)とドライスーツ(冬用)に分けられる。
【マスク/フィン/シュノーケル】
マスク及びフィンはいわゆる“水中メガネ”と“足ひれ”。シュノーケルは水面で顔面を水につけたまま呼吸できるようにする器具。総称して3点セットと呼ばれる。
※上記以外にもグローブやナイフ、メッシュバッグなどがあります

ライセンス取得の際は正確な名称や使い方を覚えておく必要があります。

ダイビングを始めるにはどうしたらいいの?

まずはダイビングショップに申し込みをしましょう!希望の日付を伝えるとダイビングショップの方が調整してくれます。
ダイビング当日は指定された場所に集合します。必要なものはダイビングショップが事前に教えてくれますが、水着やタオル、着替えぐらいでよいでしょう。
体験ダイビングの場合は最初に簡単な講習から始めます。いきなりボンベを背負って海へ繰り出すわけではないのでご安心を。講習用のプールや浅瀬で器材の使い方やハンドシグナル(水中で意思疎通をするためのサイン)、海の状況や生物などを教えてくれます。
講習が終わったらいざ海へ!
といってもやはり最初は怖いはず・・・。少しずつ海に慣れながらダイビングを楽しんでください。インストラクターが常に見ていてくれますし、必要があれば手を差し伸べてくれるので思った以上に安心してダイビング出来ると思いますよ。

ライセンスを取得したい!

ライセンス取得の場合も大体体験ダイビングのときと流れは同じです。
まずは申し込みをして日付を決めます。体験ダイビングと違うのは学科試験を伴うため事前に教材を使って勉強しておく必要があることです。試験方法はマークシートですが、運転免許証や国家試験の様に決まった日時に一斉に行われるわけではなく、ダイビングショップと決めた日時にライセンス取得希望者だけで受けられます。採点もその場でしてくれるので、何日もドキドキして待つ必要はありません!
学科試験が終わったら次は海洋実習。実際の海でいくつかの技能検定を行って終了です。ただ、海洋実習は2日間に分けて行うことが多いので、取得には2日かかると考えておいた方がよいでしょう。ちなみに2日というのは連日じゃなくても構いませんのでご安心を。

最後に・・・
これから夏を迎えるにあたって海や沖縄旅行へ行く人も増えると思います。
もし旅先でダイビングをやりたいと思っている場合、事前にライセンスを取っておくと選択肢が増えてより充実したダイビングが出来るのでオススメですよ!
もちろん目的の優先順位によるので、少しダイビング出来ればいいなという方はわざわざ取っていく必要はないと思います。
ダイビングの比重が多い方には是非ライセンスを取得した上でご旅行されてはいかがでしょうか?

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