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店づくりに迷っている人必読!事を運ぶ前に読んでおこう!

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店舗開業・改装予定の方向けに役立つ情報をまとめた無料マガジン。ちょっとガチ目な内容につき、読むのが少し大変。プロの書く、「知らなかった…を少しでもなくす」本気で店作り考えている人…
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記事一覧

【飲食店】不動産情報の面積から客席数の算定方法

初めて手にする不動産情報のまとまった資料から単価と客席数から算定する「売り上げ」を算定したいと思いますよね。また、飲食店の出店を考え、スケルトンから厨房をつくるときに、厨房の大きさに悩みます。そうした客席数と厨房計画の初期計算法をまとめました。 これは飲食店の不動産を算定するときに使う簡易計算方法です。間取りによって実現の可不可があるため、実際に不動産契約する前に必ず専門家(インテリアデザイナー・設計事務所・飲食店工事に優れた工務店)に確認をしてください。 超ざっくり計算す

【全用途】見ておくべき物件ポイント(保存版)

テナント探しは出店のとても重要なフェーズです。立地条件、契約条件、設備条件、造作譲渡の条件などたくさんの条件をクリアし、ご納得いただいたテナントで出店をされることでしょう。特に居抜きの場合は造作譲渡や、既存サービス動線計画がどうなるか等が気になることでしょう。ここではいくつか段階を追ってテナント探しのポイントをまとめていきます。 これらの条件は一般的なものであり、具体的な店舗の業態やコンセプト、目的によってさらに細かな条件が存在するかもしれません。テナント探しの際には、ニー

【全用途】物件契約の効率化の方法(保存版)

店舗内装のデザインや設計依頼を効率化し、有利に不動産契約に進めるためのポイントを詳細に解説します。 店舗内装の道は、一見すると複雑な迷路のように思えるかもしれません。しかし、その道を効率的に進むためのコツがあります。それは、デザイナーや設計者への依頼前に、自分自身で基本的な調査を行うことです。ご自身での検証調査は、不安を感じるかもしれませんが、実はそれほど難しいものではありません。 物件探しからの基本調査最初の一歩は、店舗テナントを探すことから始まります。立地条件、家賃、

【全用途】「インテリアデザイナー」と「建築設計事務所」のどっちがいいの?違いって何?

店舗のデザインを委託するとき、「インテリアデザイナー」と「設計事務所」に相談する選択肢があります。ここではインテリアデザイナーと設計事務所に相談する違いについて解説します。 インテリアデザイナーに依頼する場合インテリアデザイナーは店舗の内部空間に特化した専門家です。 店舗の内部空間全体のデザイン、レイアウト、家具配置、照明計画、カラースキームなどを重点的に取り扱います。インテリアデザイナーは顧客の要件やブランドイメージに基づいて、視覚的に魅力的で機能的な店舗空間を創造しま

【美容室向け】物件探しの基礎知識(無料版)

美容室のテナント探しをする上で知っておきたい基礎知識をご紹介します。 [デザインに影響する]美容室の間口幅員間口・幅員とは「テナント空間の横幅」です。美容室における間口の重要性は、主にその視認性、アクセスのしやすさ、そして店舗のデザインやブランドイメージの表現に影響を及ぼします。以下のポイントで間口の重要性を詳しく解説します。 1.視認性の向上 間口が広い美容室は、通行人に対して高い視認性を持ちます。大きな窓や開放的な入り口は、店内の活気やスタイルを外から伝えることがで

【デザイナー探し】デザイナーに相談する?工務店のみに依頼する?何が違う?■入門編■

店舗をオープンしようとすると、デザイナー(インテリアデザイナーや建築士)に相談するか、工務店に相談するかが大きな分岐点となります。ここではその二つの選択肢のざっくりとした違いをご紹介します。 デザイナーに相談するメリット①専門的な知識と経験 デザインや建築に関する専門的な知識と経験を持っています。専門知識を活かして、機能性の相談をしながら、美しい店舗を入手することができます。デザイナーは工事をしないため、デザイン料や設計監理料にて収益を得ます。工事する工務店は別になるため

【飲食店】ワンオペで運営する店舗計画のポイント

ワンオペで運営する飲食店のデザインにおけるポイントをいくつか紹介します。ワンオペで運営するときに特に留意する点として、効率性があげられます。少ない面積の店舗をどのように効率的に使えるかが肝となります。 またワンオペの場合は効率性からくるサービス力によりお客様の満足度を高めることが重要です。デザイナーに依頼する際、以下に留意して相談しましょう。 ワンオペで運営する居酒屋のポイント7点スペースの最適化 ワンオペで運営するためには、スペースを効果的に最適化することが重要です。席

【ブランディング】店舗設計でコンセプトが重要な理由

店舗空間のコンセプトは、顧客の体験やブランドイメージ、販売促進活動の効果に大きな影響を与える重要な要素です。魅力的で快適な空間を創り出し、ブランドの特徴を表現し、効果的な販売促進を実現するために、店舗のデザインに対して重要な役割を果たしています。ここではデザインの意義とコンセプトの重要性を解説します。 店舗空間をデザインする意義顧客の魅力と快適さの向上 店舗のデザインは、顧客に魅力的な環境を提供することを目指します。美しく調和の取れたデザインや心地良い空間は、顧客の興味を

【ブランディング】店舗を考える上で、エントランス空間のデザインで知っておくべきこと

第一印象を決めるエントランスデザインについて解説します。店舗のデザインはインテリアを中心に考えることが多いですが、実は店の顔となる建物の外部デザインも重要となります。デザインを考えていく上で、見落としのないように検討できるポイントをまとめました。 店舗の世界観を決める3要素店舗の広告宣伝により来客を促す際、3つの要素を組み合わせて世界観を演出します。この3つの考え方とインテリアのデザインを組み合わせることで「個性」を発揮することができます。 要素1 サイン計画 店名やロ

【ブランディング】エステ系サロンにおける差別化の初期段階検討

エステサロンのデザイン設計をするとき、不動産条件とエステサロンの事業コンセプトが摩擦を引き起こしてしまい、デザインする足かせとなってしまうシーンがあります。いくつかのポイントとその対応するためのコツをご紹介します。 外部からの検討明るく開放的な待合・隠れ家的な待合 エステサロンをはじめとする美容系サロンでは、自身の身体の悩みを抱えた処置を必要とする方がターゲットの場合と、メンテナンスし維持管理あるいはディテールアップを目指す方がターゲットの場合とで心理的条件が異なります。

【ブランディング】エステ系サロンにおける差別化の初期段階検討2

エステ系サロンのデザインをする上で、クライアントと初期段階からしっかりと方向性を話して決めないといけない5つのポイントをご紹介します。 施術スペースの広さ まず最初に打ち合わせして決めないといけないのは施術スペースの広さです。施術スペースは業務のサービスのしやすさだけでなく、顧客の快適性や贅沢感を感じる重要な要素となります。しかし、過度に広いと開放感を関じ、肌を露出させる施術空間として違和感や不快感をもってしまうこともあります。例えばその場所がリゾートホテルのサロンであれ