【路地裏旅行社】 海外の「誰か」から絵はがきが来るんだよ
郵便受けにDM、請求書以外に手紙が入っているとうれしいものだ。それが海外からの絵はがきだともっとうれしい。
以前、仲間内で「海外旅行先から絵はがきを送る」という「絵はがき倶楽部」をやっていて、これがおもしろかった。
海外の知らない人から勝手に絵はがきが送られてくるPOSTCROSSING(ポスクロ)がおもしろい。「ポスクロ」は現代の「絵はがき倶楽部」だ。このシステムだと自分の住所がやたらにばらまかれないのがいい。
Postcrossingとは「海外の知らない人に絵はがきを出す」と「海外の知らない人から絵はがきが送られてくる」仕組みだ。ポスクロに登録しておくとランダムに海外の「誰か」の宛名が送られてくる。そこに絵はがきを送ると、今度はランダムに「誰か」から絵はがきが送られてくるのだ。会員は208カ国、80万人、今までに7500万枚の絵はがきが送られ、今では1時間に約750通の絵はがきが世界のどこかに届いている、という。
仕組みは簡単。毎日、郵便受けを見るのが楽しくなるよ。今では週に2,3通絵はがきが来るようになった。
近頃、メルカリや古本屋で絵はがきを捜したり、郵便局や「切手の博物館」で記念切手を買ってきたりするようになった。
絵はがきはすべて英語で書くのだが、私はGoogle翻訳で書いてそのまま書き写している。書くのは主にお正月、豆まき、ひな祭りなどの日本の季節の行事やお祭りのことが多い。この1月は主に地震と津波、防災のことを書いた。時には絵はがきを送る相手のリクエストで、今日の朝食、好きな食べもの、今日の出来事などを書くこともある。
絵はがきには必ず相手の名前を日本語(カタカナ)で書くようにしている。これはけっこう喜ばれている。自分の名前も英語と日本語で書いて、判子をぺたぺた押している。これも評判がいい。
今、海外へ送る絵はがきの切手代は100円に値上がりした。でも、100円でこんな楽しい事ってあるだろうか。もう毎日、郵便受けを見るのが楽しくってしょうがない。「ポスクロ」、やってみませんか。