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謹賀新年・本年もよろしくお願いいたします

あけましておめでとうございます。土木学会事務局です。

旧年中は大変お世話になりました。

2022年は、新たな日常のよい部分を発展させ、オンライン・オフライン双方の活動をさらに活発化するとともに、より多くの方に土木や土木学会の活動にご興味ご関心を持っていただけるような発信をおこなってまいります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


さて、本年ぜひ達成したいことは、3年ぶりの全国大会・年次学術講演会の対面開催。2022年の開催地は京都。

弊会最大の行事である「全国大会・年次学術講演会」は、この2年のオンライン開催の知見も生かしつつ対面開催が実施できるよう、関係者により準備が進められております。全国各地から、たくさんの方が京都に集まり土木の未来について語り合えることができればと願っております。

年次学術講演会の講演発表申し込みは例年3月に受付開始となります。
講演申し込みには2月中旬ごろまでに入会手続きを完了しておくことが必要となりますので、ご注意ください。


本記事が新年最初の投稿となりますが、今回はご自宅で楽しめる・学べる土木学会のコンテンツをご紹介します。年末年始のお休みも残り少なくなりましたが、ちょっと外出しにくいおり、テレビにも飽きたらこうしたコンテンツで土木の新しい見方をご覧になるのはいかがでしょうか?

ドボ博

土木学会の土木図書館委員会が提供するオンライン博物館、それが“ドボ博”です。

ドボ博は、わたしたちの日常に見え隠れする土木の知られざる世界を紹介し、見る人の想像力をかきたて、社会の現在と未来について考える場を提供するオンライン博物館です。土木が扱う構造物は巨大で、地形と一体不可分のものが多く、その中で絶えず人・モノ・情報がめまぐるしく移動するなど、まちなかの博物館で展示するのが難しいものばかりです。そこでドボ博では、「いつものまちが博物館になる」をキャッチフレーズに、地球全体を土木の博物館に見立て、独自の映像作品と土木図書館が所蔵するアーカイブを活用して、その世界に迫っていきたいと考えています。また、スマートフォンでドボ博をまちに持ち出していただき、現実と交錯する仮想空間の楽しみを味わっていただきたいとも考えています。

Lidarで様々なインフラをモデル化して3Dバーチャル博物館にしたり、インフラ情報をARで見れるようにできたらさらに面白いものになるのではと、担当ではありませんが妄想します。BIM/CIM、i-Constructionなど土木の世界も急速に変化していますので、そうした技術を援用すればいろいろできそうですね。

ドボコレミュージアム

土木広報センターが提供するオンラインミュージアムが土木コレクションミュージアム、略して“ドボコレミュージアム”です。
土木界が保有する、普段目にすることができない貴重な写真や図面、歴史資料の数々をweb空間上にバーチャルで展示・公開しています。

土木図書館デジアルアーカイブス

上記二つはわりと新しいコンテンツですが、土木図書館では早くからデジタルアーカイブの取り組みをおこなっており、さまざまなコンテンツを公開しております。見やすさ探しやすさの面ではちょっと古いスタイルでの公開ですが、宝探しのように貴重書・貴重写真など探してみるのはいかがでしょうか。

土木学会誌

土木学会誌編集委員会が担当する土木学会誌は、土木学会創立翌年の1915(大正4)年に創刊した土木学会の広報活動の中核となる機関誌です。毎月刊行し、約4万人の会員の皆様にお送りするとともに、国会図書館をはじめとする各種図書館やマスコミ関係機関等にも頒布しています。
創刊号(第1巻第1号)から最新号まで、全文をPDF形式で公開しています。
発行後1年を経た号まではデジタルアーカイブサイトに、発行後1年以内の号は土木学会誌ホームページで公開しています。ただし、発行後50年までの号に関しましては土木学会会員限定の公開となっております。

土木学会誌編集委員会ホームページでは創刊が「1915(大正4)年4月」と記載されていますが、デジタルアーカイブでは「1915(大正4)年2月」が第1巻第1号となっており、弊会100周年誌でも「1915(大正4)年2月」が第1巻第1号となっています。)

土木学会論文集

土木学会論文集編集委員会が担当している土木学会論文集は、1944(昭和19)年に土木学会誌の臨時増刊号として第1号が発行されました。土木工学に関する理論、実験、設計、計画などの研究論文のほか、創意ある工事の実施報告、調査報告を掲載しています。
かつては冊子による販売でしたが、現在はJ-STAGE上での公開となっております。公開から1年以内の論文の講読には定期購読のお申し込みが必要ですが、1年を過ぎた論文に関してはオープンアクセスになっており、関心のある方はどなたでもご覧いただくことができます。


国内有数の工学系団体である土木学会は、「土木工学の進歩および土木事業の発達ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを目指し、さまざまな活動を展開しています。 http://www.jsce.or.jp/