240. W-KEYAKIFES.2022~個人的総まとめ~②
②空白の中生き続けた名曲、コンセントレーション披露 〜複雑な感情、そして昇華されていく〜
それはまだ欅坂46時代の話。
2019年2月27日
8thシングル「黒い羊」が発売。
これが欅坂46シングル曲としてCDの形に残る最後の楽曲となりました。
改名発表後の
2020年8月21日に配信限定で発売された
「誰がその鐘を鳴らすのか?」
に至るまでの1年半。
アイドルなのに曲が発売されない。
そんな空白の1年半を経験することとなりました。
黒い羊が最後の楽曲です!
と宣言したわけではなくこの間も楽曲製作は行われ
続く9thシングルの準備が行われていました。
2期生が入って初めて製作されるシングル曲。
そして、人数が増えたことによる9thシングルから初めて導入された選抜制。
タイアップされて収録曲がCMで流れる。
発売日も発表。
あらゆる準備が進んでいきましたが
結果的にこのシングルが発売されることはなく
「幻の9thシングル」
と呼ばれることになりました。
(この当時の一部始終はドキュメンタリー映像「僕たちの嘘と真実」で確認できます)
その時にミュージックビデオと共にお蔵になってしまった収録曲が「コンセントレーション」
選抜に入れなかったメンバーによる楽曲でした。
選抜に入れなかった悔しさ。
発売されなかった空白期間。
参加メンバーの卒業。
欅坂改名によりLAST LIVEの披露が初披露であり最後の披露...
そういった複雑な感情をもつ幻のような楽曲でした。
空白期間1番悩みアイドル人生の幕引きまで考えた小池。
そして今回のライブが最後になる尾関。
そして1期生齋藤。2期生山﨑。
残っているコンセントレーションの参加メンバーはこの4人だけでした。
そしてまさかのコンセントレーション がW-KEYAKIFES.2022で披露されました。
まさか当時の衣装を見られるとは!
まさか生で見られるとは!
改名直前の頃ラジオで流れていて
ラストのベストアルバムの新曲の中で個人的に1番好きな曲でした。
優しく可愛らしい曲調なのに
歌詞はかなり鋭利。
失恋ソングのようで選抜に選ばれなかったメンバーの状況をストレートに表している。
ラジオで聴き感じた可愛らしさとグサッと刺さる感覚。
それを再び生で味わいました。
尾関は最後思い残して終わりたくない。
という強い気持ちがあったのだと思います。
また一つ卒業をきっかけに
欅坂時代のシコリのようなものが昇華された。
次に披露された卒業する原田が参加していた「カレイドスコープ」と共に壮大なカタルシスを感じた瞬間でした。
続く...