2024秋・上州邑楽(2024年10月24日・木曜日)
■ お前はまだグンマを知らない!?
その作品を知っている時点で、アレではあるが。
(知らない人は「検索」して戴きたいが、その結果生じた事象についての責任は負いかねるのであくまで「自己責任」でお願いする)
でもまあ、群馬県には浅からぬ「縁」を感じてはいる。
その群馬県に、平日も含めた日程で3泊4日(木~日曜日)として行くことになった。
主たる目的は、長男が出場することになった「第57回全日本新人ボウリング選手権大会」への随行である。
元々ここの週末(土日)には全く別の予定を組んでいたのだが、流石に「全国大会」に出場するとなると「万難を排して」ということに。
しかし、最終日に衆議院議員総選挙の投開票日が重なるという「不意打ち」に遭い、更に金曜日にも、筆者の職場が「幹事」の当番に当たっている「全国会議」が入っていた、などという紆余曲折があり、行程を組み上げるのには、とても一筋縄ではいかないものがあった。
その部分は別稿(ないし別名義)に譲るとして、本稿では初日である2024年10月24日(木)の「100円テーリング」についてまとめることにする。
勿論、2日目の10月25日(金)にもテーリングすることは可能ではあったが、前述した「全国会議」に出席・対応するため、自宅や勤務先からではなく、群馬県から都内へと往復することになってしまったため、最終的に諦めることになった。
「全日本新人選手権」は10月25日(金)が初日なのだが、その「全国会議」の対応があることや、現地まで長男のボールなどを運搬する必要があること、更に会場が初めて行くボウリング場であることから「前日練習」をしておいたほうがいいだろうということなどがあり、前日の木曜日に現地入りすることにした。
こちらは、自家用1号車でボールを運ぶこともあり、朝から出発するのだが、長男は高校の授業が終わり次第、現地まで電車を乗り継いで来る、ということになった。
長男の現地到着は、16時から16時半頃と見込まれたので、昼前後からそれまでの間は、現地周辺での「100円テーリング」に充てることができるだろう。
今回の「全日本新人選手権」の会場となったのは、太田市にある「ドリームスタジアム太田(110-036)」で、東武伊勢崎線の太田駅からは3kmほど離れており、バス便もないに等しい(所謂コミュニティバスくらいしかない)。東武小泉線の西小泉駅が多少近いのだが、それでも「徒歩30分」と書かれているので、2km前後あるのだろう。
今回、公共交通機関ではなく自家用車主体で計画したのは、このような背景によるものであった。
太田市でのテーリング履歴を見ると、旧・薮塚本町エリアこそ潰しているものの、旧来の太田市域では、太田駅北口からの最寄局である04183:太田東本町局くらいしか訪問していない。
つまり、会場周辺は全くの手付かず、ということだ。
会場の「最寄駅」が西小泉であることからも推察できるとおり、会場から東側へ少し行けば、邑楽郡大泉町である。
以前、この西小泉への「枝線」(厳密には館林~西小泉が「本体」で東小泉~太田のほうが「枝線」であるが)を含めた東武小泉線は「完乗」しているのだが、その時にも小泉線の沿線には郵便局が比較的多く、所在も「邑楽郡」になることが多いので、「ゆうちょラリー」的には「3ポイント局」を稼ぐ好適地だと考えたことがある。
ただし、その時は「有効時間帯」を外れていたため適わず、いずれ「カタ」を付けなければ、と考えていたエリアの一つであることは間違いない。
ここへの自動車によるアクセスは、東北自動車道・館林ICが恐らく「正解」だと思われるが、その所在地である館林市も、元はと言えば「邑楽郡」の一部であった。
現在の邑楽郡は、館林市の南に明和町が隣接し、その東側が板倉町、西側が千代田町、邑楽町、大泉町である。そして邑楽郡でのテーリング履歴はなく、完全に「空白地帯」というか、テーリング的には「処女地」である。
館林市自体も、東武伊勢崎線・館林駅の東口から徒歩圏内の4局を訪問しているだけであり、まだまだ「開拓」の余地がある。
そして、館林市を含めたこの邑楽郡エリアは、群馬県民なら(JKJ=Jomo Karte Jugend「上毛かるたユーゲント」でなくとも)誰もが知っている「上毛かるた」でも「鶴舞う形の群馬県」と謳われている、その「首」に当たる部分(その首の付け根が今回の「会場」がある太田市)で、埼玉県と栃木県の間に食い込んでいる。
つまり、少し「幅」を拡げれば、埼玉県や栃木県の「マルチ」も稼げる可能性があり、今年度については、その両県も、そもそも群馬県もテーリングしていないので、「ゆうちょラリー」的には大きなポイントになり得る。
尤も「有効時間帯」の始期である9時に現地にいる訳ではなく、当日現地に向かうという制約から、途中の道路渋滞などによって到着が遅れてしまうことは往々にしてあり得る。
今年だけでも、6月に長男の「関東大会」のため茨城県取手市へと向かった時、同様のパターンで出発したものの、昼前にと見込んだ現地入りが外環道の大渋滞のために何と13時を過ぎてしまうという「大誤算」になった。
今回同様、群馬県へと向かった小学校の「修学旅行」の際にも、圏央道での渋滞で1時間以上ロスして、テーリングの開始が13時の少し前になるという事態に陥っている。
今回は、首都高速湾岸線から、中央環状線内回り(場合によっては一部9号深川線や6号向島線)などを経由して東北自動車道へと向かうことにしているが、京葉道路や常磐自動車道方面へのルートとの複雑な分岐・合流が絡む経路であり、どこかしらで渋滞に捕まる可能性が否めない。
「関東大会」の時と同様に、長男を高校まで送った後、勝手知ったる道を通り抜けて、首都高速湾岸線・幸浦ICから高速に入る。
大黒や大井などで流れが悪くなるのはいつものことなので織り込み済。
臨海副都心IC(かつては「13号地」とか呼ばれていた気がする)を過ぎて、辰巳JCTに差し掛かる所で、9号深川線に入るか、そのまま進んで葛西JCTから中央環状線へ入るか、という選択に迫られる。
道路上の案内表示では、中央環状線に若干の渋滞が見て取れたので、9号深川線に入って箱崎JCTから6号向島線へというルートを選択した。
中央環状線に入ることだけを考えると、大井JCTから外回り(西新宿JCT経由)に入って江北JCTへと進むことも考えられたが、外が見えない山手トンネルを延々と走るのもどうかな、と思い回避。
結果として、箱崎JCTの手前から7号小松川線が分岐する両国JCT付近と、中央環状線に入った堀切JCT~小菅JCTで若干詰まったくらいで、あとは比較的順調に江北JCTから埼玉1号川口線へと流入した。
圏央道と交差する川口JCTからは、東北自動車道ということになるのだが、岩槻IC以北(佐野藤岡ICまで)は、最高速度120km/hの指定区間。
目指す館林ICは、佐野藤岡ICの手前なので、かなり快走できた。
こうして、恐らく今年度初の群馬県入りを果たす。
実は、先月上旬にすぐ手前の栃木県足利市まで来ているのだが、小山経由の両毛線での出入りだったため、あと少しで桐生市や太田市といった群馬県域になっていたのだが、直前で引き返したことになる。
いや何も「翔んで埼玉」のように「関所」があって「通行手形」が必要だとか、ましてや「グンマから生きて帰ったものはいない」(出展:「お前はまだグンマを知らない」)などということではないので念のため。
単純に「青春18きっぷ」の残りを消化しに行った結果、土曜日だったためテーリングすることもできず、代替案?として「ボウリング場めぐり」をしてみた結果、栃木市の「サンプラザボウル」と足利市の「足利スターレーン」に行ったところで時間切れになった、というだけのことである。
■ 闘いの火蓋?
予想よりも早く、10時半頃には館林ICから一般道へと出た。
幸浦ICからは8時45分頃に入っているから、2時間かからなかったことになる。
「有効時間帯」としては、まだ6時間半近くあるので、上手くいけば20局程度巡れそうではあるが、最後に長男と太田駅ないし、その近くに予約した宿で落ち合わねばならないし、ある程度の余裕を見たほうが良かろう。
比較的順調に来たとは言え、ここまで150km近くを運転し続けており、あまり無理な運転を続けるのもどうかと思う。
当初は、なるべく「ゆうちょラリー」的に「3ポイント局」になる郡部(町・村)にある郵便局に絞ろうかと考えていたのだが、思った以上に早く到着したので、鉄道駅からの距離も勘案しつつ、カーナビゲーションの地図上で目に留まった郵便局の中から取捨選択することにしよう。
一般道に出たところで、カーナビゲーションシステム上に「郵便局」のアイコンを表示させる。
これは、恐らく「電話帳」情報(所謂「旧・タウンページ」=旧・職業別電話帳)のデータを基にして地図上にプロットする仕組で、集録時以降の異動(移転・廃止等)は反映されていない。しかし一応、周辺地域についての最新データは粗方「脳内インプット」してあるので、あくまでも実際の「ルート選定」に際しての参考である。
すぐ近くに表示された「〒」は、まだ館林市域のようだが、取り敢えず向かってみることにする。
館林ICから出た国道354号を西へと進み、東北道をくぐった先で右へ分岐する側道に入り暫く走ると、04136:館林赤羽郵便局に到着した。
ちなみに、この国道354号を進み続けると、最終目的地である「ドリームスタジアム太田」の前に達する。
ともかく、まだ11時前に通算7,329局目として、この日のテーリングがスタート。
2時間ほど休憩もなく走り続けてきたので、どこかで「トイレ休憩」を、と考えていたが、次に向かうべき郵便局へのルートが、先刻の国道354号と交差する所に「セブンイレブン」が……。
「23376-7:セブンイレブン館林赤生田町店」で、これでセブンイレブンアプリの「お店巡り」も123店舗目となる。ちなみに今回の遠征中、何と10店舗も増殖させることになるのだが、この時はそんなこと思いもしなかった。
セブンイレブン巡りも、コツがわかってくれば意外と捗ることに気付く。そのあたりは「100円テーリング」で培われた素地もあるのだろう。
そのセブンイレブンの横を通る県道を南へと進むと、邑楽郡明和町に入り、04262:江黒郵便局へ。
「明和町」と言えば、昨年暮れの「文部科学大臣杯・第30回全国高等学校対抗ボウリング選手権大会」のために三重県津市へと行った際のテーリングで、未訪のまま放置していた22001:津中央郵便局に立ち寄った後に多気郡・度会郡へと転戦したのだが、その時最初に(厳密には手前の松阪市域で1局拾っているが)突っ込んだのが多気郡明和町であった。
1年と経たずに、長男の「全国大会」絡みのテーリングという共通点もある中、同じ「明和町」から郡部へと切り込んでいることになる。
明和町にはもう1局あるのだが、その前に一度少し引き返して、西北西にある茂林寺駅方面に向かう。
ここも館林市域になるのだが、04277:茂林寺駅前郵便局が未訪なのでこの際立ち寄っておくことにする。
局前には3台分ほどの駐車場があるのだが混んでおり、たまたま到着時に1台分空いたので事なきを得たが、駐めきれずに「路上駐車」する車が後を絶たない。文字通り「駅前」なのだが、そもそもの通行量も列車の本数も多くないので、どうにかなっている。
一方で局内は余り混んでおらず、駐められている車の台数と計算が合わないのだが。
駅前で鋭角に折り返して、羽生・久喜方面に少し進んだところで踏切を渡り、伊勢崎線の西側へ。国道122号に一瞬合流し、すぐに左に分かれる側道に入って暫く進むと04046:川俣郵便局があった。
局名は「川俣」だが、東武伊勢崎線・川俣駅からだと2km以上離れており、歩くと30分近くかかると思われる。
これで明和町の2局が完訪となり、その次は館林市域ではあるものの、地図上で目に付いた04837:三野谷簡易郵便局が鉄道利用では厳しそうなので寄っておくことにする。
今回訪問した局の中では、唯一の簡易郵便局になるが、局舎の前には比較的余裕のある駐車場もあり、処理も速かった。
順番から行けば、次は邑楽郡千代田町なのでそちらへと向かうのだが、ナビに従い県道368号・上中森川俣停車場線に出て西進したものの、県道20号・足利邑楽行田線にぶつかる上中森交差点の(直進して県道38号・足利千代田線に入った)「先」にあることになっている「〒」マークだが、上中森を右折した所にそれらしき建物が見えている。
そのまま右折することも考えたが、よく見ると左折して利根川を渡ったすぐ先にも「〒」マークが見えており、埼玉県行田市になるが、どうも未訪局のようだ。
一瞬のうちに様々なことが脳内を駆け巡った。
埼玉県の「03」マルチも、今年度はまだ未獲得である。
見えた「〒」マークは未訪の行田須加局のようだが、そこから北側にも2つ「〒」マークが見えている。しかし、埼玉県に深入りすると、この日の本来の目的である群馬県邑楽郡が疎かになり、変な「忘れ物」を残しかねない。
実は、このあと2つの「〒」マークは、03805:南河原簡易局と03122:行田北河原局で、現在はどちらも行田市域だが、1998年11月13日(これは「JN1ZCT・100円玉友の会」の「ALL埼玉コンテスト」への参加ため)に訪問した際には南河原簡易局は「北埼玉郡南河原村」の所在だった。
つまり、どちらも既訪ということである。
■ 越境三昧?
結果的に、03306:行田須加郵便局を訪問して、そのまま再び利根川を渡って群馬県に戻ったので、埼玉県はここだけ、ということになった。
再び県道20号に戻り、利根大堰の上を通る武蔵大橋で利根川を渡る。
上中森交差点の手前には「48197-9:セブンイレブン千代田町上中森店」があったのだが、ここはテーリングを優先して直進し、04204:富永郵便局へ。
結果的に、ナビの指示ではなく「目視」で確認した郵便局へ、ということになる。
三度の上中森交差点を今度は右折して、県道38号へ。
赤岩東交差点で右折するが、この交差する県道83号・熊谷館林線は、その名のとおり利根川を挟んで熊谷と館林を結んでいるのだが、利根川に架かる橋がない。
この赤岩東を直進し、少し先の赤岩交差点で左折すると(この間は38号と83号の重複区間)、赤岩渡船場に出て、そこから対岸の葛和田まで「渡船」で連絡されている。
この「赤岩渡船」は現在、利根川に残る唯一の渡船で「県道」扱いだが、自転車以外の車輛の航送はできない。
県道の一部なので無料だが、運営は群馬県側が行っており、実際には千代田町が県からの委託を受けて運航している。
群馬県側の県道83号を暫く進むと、04078:赤岩郵便局に辿り着き、これで千代田町も完訪である。
ここからは、ナビを頼りに北へと進み邑楽郡邑楽町に入る。
県道361号・矢島大泉線に入って西進し、04218:長柄郵便局へ。
その先は、国道354号を越え、本中野駅の傍の踏切で東武小泉線も越えると、04076:中野郵便局が見えて来た。
邑楽町にある郵便局は、あと1つだが、すぐ北に隣接する栃木県足利市域に「〒」マークが見えている。
東武伊勢崎線の県駅から近いものの、ここは栃木県が群馬県に食い込むような形になっていることと、そもそも今年度、栃木県の「06」マルチも未獲得なので、行田須加局同様「1局だけつまみ食い」することに。
ということで、県道20号で栃木県入りして、羽刈町交差点を左折し、県道278号・中野福居線に入って少し走ると、07150:足利筑波郵便局に到着。
しかし、ここから邑楽町の残り1局へのルートが、どう回ってもかなりの大回り。
地図を見ると、細い路地を抜けてショートカットができそうにも思えるが、万一通れないと面倒なことになる。
結果的には、通り抜けられたようではあるのだが、ここは大事を取って「急がば回れ」で、一旦元来た道を中野向地交差点まで戻って再び群馬県に入り、国道122号経由とした。
それでも、そこまでの栃木県域になる「51709-7:セブンイレブン足利羽刈工業団地店」に立ち寄って、セブンイレブンアプリの「都道府県制覇」のポイントは稼いでおいた。
大根村という交差点で右折し、県道152号・赤岩足利線を少し走ると、04251:邑楽藤川郵便局があった。
県道が、左へと大きくカーブする所から、右後方へと別れる道を入った所にあるため、県道沿いにも看板などが出ている。
ともあれ、これで邑楽町も完訪となり、あとは大泉町の4局をクリアすれば、最低限の目的は果たせることになる。
この時点で、まだ14時半になっておらず、比較的郵便局が密集している大泉町の完訪は、ほぼ確実だろう、と思われた。
多少、時間が余る可能性はあるが、そうなると大泉町域にも近い「全日本新人選手権」の会場である「ドリームスタジアム太田」の最寄になる高林局なども訪問しておきたい。
それに加えて、あと1~2局巡れればいいだろう。
この邑楽藤川局から、小泉町駅や西小泉駅の付近に集中している大泉町内の郵便局への道がすぐにピンとこなかったので、カーナビゲーションに任せることにした。
結果的に、国道122号に戻って西進し、竜舞北から県道38号に入って南下する、というルートが示されたが、すぐ近くに04088:太田竜舞局が表示されたりして、後ろ髪を引かれる。
東武小泉線・竜舞駅のすぐ近くなので、と、ここは涙を呑んでスルーする。
■ ラストスパート?
国道354号を越えた辺りからが大泉町になる。
県立大泉高校の横(間に民家があるため、高校自体はあまり見えないが「大泉高校前」という交差点もある)を通り、小泉町駅の近くの踏切で東武小泉線を越える。
最初に述べたように、小泉線は、館林から西小泉が「本体」の扱いで、先刻通過した竜舞を経て太田駅に至る路線は「枝線」扱いだ。運転系統的には「本体」と「枝線+桐生線」に分割されており、枝線が分岐する東小泉駅で接続する形になっている。
小泉町駅の先に04045:大泉郵便局があった。
集配局らしく、駐車場もかなりの台数分が用意されている。
「大泉」なのか「小泉」なのか、ちょっとややこしい地名なのだが、これは元々「小泉町」と「大川村」の合併によって「大泉町」が成立した経緯による。
西に500mほどで、04213:西小泉郵便局がある。
ここも西小泉駅から徒歩数分で辿り着けそうだ。
南に1kmほどで04293:大泉吉田郵便局があり、15時を過ぎた。
少し時間がかかってしまい、あと3局ほど行ければ、というくらいだろうか。
西小泉駅近くを通る県道142号・綿貫篠塚線に戻り、西進。
1km足らずで右折すると04296:大泉坂田郵便局に着いた。
近くにある小学校の下校時刻と重なってしまったようで、ひっきりなしに小学生が通るため、駐車場から出るのに難儀する。
とにかく邑楽郡の(板倉町を除く)4町を制覇し、またまた県道142号に戻って西進を続け、太田市に入る。
「ドリームスタジアム太田」からの最寄局は、先刻の大泉坂田局か、次に目指している高林局のどちらかになる。
この「高林」という地名が、長男にとっては馴染みがあったらしいことが後日判明する。
マラソンや駅伝なども好きな長男は、毎年元旦に開催される「ニューイヤー駅伝」もよく見ており、そのコース上のポイントとしてしばしば「高林交差点」が登場する。その高林交差点は、この県道142号と国道407号が交差する地点で、駅伝は県道142号を西から入り、左折して国道407号を北上して太田市街へと向かうらしい。
なので、そこを通った時に「ここが『高林交差点』かぁ!」と言っていた。
また、県道142号の一本北を通り「ドリームスタジアム太田」の前も通過する、ここまでにも何度か登場した国道354号よりも、この県道142号沿線のほうが飲食店が多い。
そのため、この後の夕食も、この県道142号沿いの「2093:餃子の王将太田高林店」で取ることになった。
それはいいのだが、肝腎の郵便局が見付からない。
カーナビの地図の場所にないのである。
実は、2022年11月21日に移転していたため、それ以前の情報に基づいていたカーナビの地図では反映されていなかったのだ。
しかも、土地区画整理事業の絡みで移転したらしく、移転先の場所を特定するのに、かなり難儀してしまった。
どうにか04150:高林郵便局に辿り着き、テーリングを果たしたら、もう15時50分になろうかというところ。
あと1局行くことができるかどうか、だ。
高林局の前にあったポストに、謎のキャラクターが描かれていたのだが、どうやら太田市(以前は前橋市)をホームタウンとするプロバスケットボールチーム「群馬クレインサンダーズ」のマスコットキャラクター「サンダくん」らしい(鶴=クレインはどこ行った?)。
なお、「クレインサンダーズ」であって「~サンダース」ではない。「道頓堀の呪い」で知られる「カーネル・サンダース」とは異なるので注意。尤もこちら(バスケチーム)は「Thunders」で、あちら(チキンおじさん)は「Sanders」である。「Thunder」には名詞の他に動詞としての用法もあり、「(名)複数形」と「(動)三単現」とも「Thunders」で発音は「ˈθʌndɝz(米国英語), ˈθʌndɜ:z(英国英語)」となり、濁音で終わるらしい。
一方で、この局も含め、各局の「玄関マット」の多くに「ぐんまちゃん」が描かれており、局内にも「ぐんまちゃん」のぬいぐるみが置かれていることも多かった。
以前、小学校の修学旅行の際に群馬県内でテーリングした時にも、あちこちで「ぐんまちゃん」のぬいぐるみを目にして、長女や長男達の「宿舎」があった(長男は夜間連れ出したので泊まっていないが)片品村にあった土産物店で「ぐんまちゃん」を「お買い上げしている。個人的には、都道府県のマスコットキャラクターとしては「ぐんまちゃん」が「推し」である。
これ、「ぐんまちゃん」グッズを県内の郵便局で販売したら、それなりに売れるんじゃないかと思うのだが、どうだろう。
正直なところ、今回は日程が慌ただしかったこともあり、途中で都内へ「出張」があったりして太田駅も利用しているにも関わらず、時間帯的に土産物を扱っているような店舗に辿り着いていない。
郵便局も、増収のためか最近は「物販」にも力を入れているので、各地の土産物などを扱ってもいいのではないか、と思うのだが。
毎度毎度、遠隔地(ex. 昨年の長男の修学旅行に伴う広島とか)の郵便局で「国技館カレー」を売りつけられそうになるのは、如何なものか。こちらは国技館など日常の行動範囲内だから、買ったところで単なる「逆輸入」に過ぎないことになる。
高林局から太田駅までは、4km足らず。車であれば10分とかからない。
前述したとおり、太田駅近くの郵便局は、北口側の太田東本町局のみ訪問済で、他は未訪だ。駅のこちら側になる南口側には、集配局の太田局をはじめ3局ほどが固まっており、今回もターゲットの一つとして候補には挙がっていた。
しかし、今からそこに向かっても、1局ならともかく、3局は無理である。ATM預入を活用するような場面でもない。
今回の行程の中で、平日としては明日もある。
しかし、会議のための出張の関係で、遅くとも9時45分発の館林行に乗る必要があり、そうなると宿や駅の周辺でも1局、多くて2局が限界だろう。
だが、考えてみたら駅の傍である。しかも北関東・群馬県とはいえ、埼玉県に接するような位置の地域。改めて訪問する機会が、そのうちあるのではなかろうか。
そう考えると、このまま駅から離れた地域で「増殖」させるほうが得策、と考えた。
その結果、国道407号に戻って北上、西矢島町南で国道354号へと左折して西進し、2kmほど西にある04306:太田福沢郵便局に向かうことにした。
ここは、伊勢崎線・細谷駅が最寄になるが、2km少々離れており、徒歩で往復すると1時間コースになってしまう。同じ「駅起点の1時間コース」ならば、太田駅南口に残すことになった3局のほうがいいだろう。
局手前の福沢町北交差点での右折が詰まっており、信号を2回りも待つ羽目になってしまった上に、局前の駐車場が若干駐め辛かったが、どうにか16時前に滑り込めた。
■ まとめ
これで通算7,346局所となった。
本日の訪問は18局で、いずれも新規訪局。
うち、町村部にある「3ポイント局」は11局で、基礎ポイントとしては40ポイントの増となる。
また、今年度はいずれも未獲得だった「03:埼玉県」「04:群馬県」「07:栃木県」の3マルチを獲得し、「ゆうちょラリー」におけるポイントがかなり稼げたことになる。
前述したとおり、もう明日のテーリングは諦めており、あとは取り敢えず予約した宿に向かい、そこで長男と落ち合うことにしよう。
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