コロナ禍でペット(猫)と一緒に帰国した話~第二弾~
こんにちは、yayoiです!
たいへんご無沙汰してしまい、ごめんなさい・・・!
帰国してもうすぐ2年が経過します。
私は絶賛博士論文執筆中でございます!!!
うちの弥生(猫)もすっかり日本に慣れて、今では7キロ台後半の立派な成猫になりました(これってデカいんですか?)。
パキスタン生まれの猫なので、あんまり日本猫のように丸っこくないのですが、むっちりみっちりしております。
最初に記事を執筆した時からは随分時勢が変わりましたね。
みなさまお元気でお過ごしでしょうか。
第一弾はこちら。
さて、コロナ禍で猫と帰国した話ですが、続きを書きたいと思います。
何気に見てくださっている方もいらっしゃるようで、ありがとうございます!
前回予告した通り、今回は移動時のレポを書きたいと思います。
移動は、
とにかくとにかくしんどかった・・・!!!
こんな思いをさせるなら、無理して日本に連れてこないほうが良かったんじゃないか、と何度も思わされました。
でも今となっては、ただただついてきてくれてありがとう、と思ってます。
では目次です。
最初に言ってきます、めっっっちゃ長いです!
多分普通なら3分割くらいする長さだと思います。
写真も盛り込んでおりますので、適宜ご参照ください。
1.パキスタン出国編
パキスタンでは、ラホールという都市のアッラーマ・イクバール国際空港から出国しました。
パキスタン国内ではまあまあ大きい空港ですが、設備自体はかなり古め。
そして案の定、猫を連れての出国はスムーズにいきませんでした。
まず、パキスタンの空港では大体どこでも空港の建物に入ってすぐにセキュリティ・チェックがあるんです。
(ちなみに車で空港の敷地内に入るのも、パキスタン軍によるチェックを受けないといけない。車から全員降ろされて車の中とトランクチェックされるのはよくある。テロ対策ですね。)
(さらにちなみに搭乗券持ってる人しか建物に入れない。故に建物の外に見送り&お出迎えの人だかりができる。)
X線に荷物を通して、自分は男女別の身体検査を受けるのですが、そこでまず止められました。
「猫なんて連れて行けるのか??!」と聞かれます。そして猫のキャリーを調べさせろ、と。
まあ予測できたことだったので、あらかじめ猫壱さんの猫用ネット(前回記事参照)に弥生を入れておきました。
弥生を抱っこして身体検査を受けてから、キャリーを受け取りました。
あと、出国用の書類(これは国によって何が必要か違うと思います)のコピーを見せて、渡しました。
ここで重要なことは、書類のコピーをたくさん持っておく!ということです。
私も用意してたはずだったのですが、各所で書類を取られまくって、結局空港にて追加でコピーするハメになりました。
あと、然るべき場所以外で書類の原本を出さないこと。渡してしまうと、普通に返してもらえません。
そんなこんなでやっと空港カウンターにたどりつきました。
ここでも「え?!猫??!」となりましたが、書類を見せるとちゃんと対応してもらえました。
ただ荷物が多かったので(ターキッシュの規定では持ち込みOKとされていたコロコロキャリー小が何故か拒否された)、それらを詰め直すのに時間がかかりました。
でも心配していたキャリーの大きさに関しては、全くお咎めなしでした。重さを測って、ペット料金を払いました。
それからイミグレを通って、さらにセキュリティチェックを受けて・・・(ここでも「猫なんて連れて行けるわけないでしょ!」という反応を受けましたが、ウルドゥー語でなんとか説得できました。)
そして空港のラウンジに到着。
ビジネスに乗るのに、何故かラウンジは追加料金が必要でした(ターキッシュとはもう契約してないんだって、知らんがな)。
一旦お手洗いを拝借して、弥生をキャリーからケージに移して、トイレ、お水、ご飯を置いてみました(ハーネスはつけたまま)。
でも全く落ち着かず、終始ウロウロしていました。
そして、出国の時間となりました。
またお手洗いに戻って、ハーネスをつけた状態で、Sleepy Podに入れました(この時点では猫壱さんの猫用ネットに入れておらず、でも入れたほうがよかった)。
搭乗ゲートに並んで、弥生さんと一緒にいざ搭乗!
ビジネスなので先に乗り込んじゃいます。
前に並んでいたパキスタン人のお姉さん(アメリカ留学中で一時帰国してたらしい)に、弥生との旅の幸運を祈ってもらいました。
2.飛行機編①(パキスタン〜トルコ)
さて、ようやく飛行機編です。
正直、この旅路のなかで、パキスタン〜トルコ間の飛行機に乗っている間がイッチバン、つらかったです。
座席はビジネス席なので比較的広くて、CAさんの指示に従って座席の前にキャリー(スリーピーポッド)を置いても、足元には余裕がありました。
一番前の席を選択できたのも、幸いでした。
あとコロナ禍で、乗客が少なくて隣の席が空いてたのもよかった!
しかし、、、
弥生さんは全く落ち着かず、離陸が近づくにつれて、慣れない匂いと慣れない轟音に怯えてキャリーの中で大暴れ。
でもまあチャック閉まってるし、かわいそうだけど、とりあえずこのまま過ごすしか・・・と思っていたらなんと、
開きました!!!チャック!!!!!
弥生さん、死に物狂いで外に出ようとします。
私もパニックになってチャックを閉めますが、その時にキャリーの中がかなり暑くなっていることに気がつきました。
そして、弥生さん、暴れすぎて後ろ足の爪がもげて血が出てしまっている・・・
この時は本当に泣きそうになりました、というか泣いてました。
しかし、ターキッシュは、CAさんが神でした。
私がワタワタしている様子を見て、猫をキャリーの外に出してもいいよ!と言ってくれたのです。
そこで、ハーネスをつけた状態で抱っこして、なんとか弥生を落ち着けようとしました。
でも全く落ち着く気配がなくて、鳴いては暴れ、鳴いては暴れ。途中弥生とトイレの個室にこもって、泣いてました。
弥生にこんなに辛い思いをさせて連れてきたのは私のエゴでしかない。でも誰かに預けて帰国することはどうしてもできなかった。
いまはただただ、早く時間が過ぎてほしい、と願ってました。
CAさんは、横を通るたびに弥生の注意を引いてくれたり、水が飲みたいんじゃない?と言って水を持ってきてくれたり、本当に本当にご親切でした。
すごく感謝してます。
*ここではこうした形で書かせていただきましたが、こういった対応は多分すごく異例なんだと思います。コロナ禍で乗客が極端に少なかったことや、アレルギーの方が周りにいらっしゃらなかったことなど様々な要因が重なって、このような対応をしていただけたのだと思ってます。でも本当に助かりました。
弥生にとっても私にとっても地獄でしかなかった6時間20分は、こうして過ぎ去りました。何食べたかも覚えてない。
けど写真があったので一応貼っておきます。
でもご安心ください、この先はだいぶイージーです!!!
3.トルコでのトランジット
長ーい旅路を経て、トルコへ着陸しました!!!
この時は当時イスタンブルにできたばかりの新空港でのトランジットでした。
弥生を猫壱さんネットに入れて、またキャリーに戻して、そして長い長い通路を歩いて、乗り換え口へ。
乗り換え口までめっちゃ遠い!ということは事前情報で知ってましたが、本当に遠かったです。
しかもパキスタンの空港にてコロコロキャリーを没収されたので(普通にコロコロ引いてる人いたけど😡)、
弥生さん(当時は4キロくらい)とパソコンと電子機器などをびっしり詰めたバックパックを背負って歩かざるを得ず、肩が死にそうになりました。
乗り換え口では荷物チェックがあって、弥生をキャリーから出して見せてくれと言われました。
ここでも猫壱さんネットが役立ちました(ちなみに今も愛用中)。
乗り換え口を抜けてから、まずはビジネスラウンジに行きました。
ウェブ上の情報だと、ビジネスラウンジには個室になっている休憩室があるとのことでしたが、、、
なんとコロナ禍で使用中止中でした😭
仕方なくラウンジを出て、空港内のホテルに向かいました。
たしかペットを連れての宿泊だと申し出た上で、ペット料金として50ユーロくらい余分に払ったと思います。
詳しい金額は覚えていないのですが、ペット料金込みの12時間のステイで、350ユーロくらいだったかと思います。
(いまはまた料金改定されてると思います。)
結果としてはここに泊まって大正解でした!
弥生もずいぶん落ち着いたようで、
ご飯も食べて、うんちとおしっこもしました(猫壱さんの折りたたみポータブルトイレが大活躍✌🏽)。
私も6時間くらい寝ることができて、気持ちも落ち着きました。
途中部屋を抜けだして、ビジネスラウンジでお食事もとってきました。
ホテルで休んで一息つけたのですが、実はこの空港、ペットの散歩スペースがあるそうです🫢
(私は知らなかったので利用できませんでした…)
前回記事をお読みになられたbrunoさまが、コメントにて教えてくださりました!
お写真を頂戴しておいて記事の執筆が2年越しとなるという、大変な不義理を失礼いたしました🙇🏽♀️🙇🏽♀️
↓↓コメント欄をご覧ください↓↓
ペットラウンジの場所ですが、2箇所あるようです。
1つ目は、出発ロビー階のSleepodと言う仮眠設備のすぐそばのトイレがある場所、
2つ目は、出発ロビー階の中央あたりにあるエスカレーターを上がり左に20m程先にあるトイレの隣りにあるそうです!
2つ目の方は広くて散歩スペースやペット用フードも常設であるとのこと。すごいですね…!
そして気になるお写真はこちら!!!(brunoさまご提供です😊)
ちなみにbrunoさまが猫ちゃんを連れて来られた当時は地図にも記載されてなかったとのことで、
偶然見つけられたようです🫢🫢
新しい空港ですもんね…
先ほど確認したところ、空港ウェブサイトへの記載は見つけたのですが、地図上では依然としてよくわからず🧐
もし見つけた!方がいらっしゃったら教えてください!!
https://www.istairport.com/en/services/experience/iga-for-everyone/travelling-with-pets/?locale=en
13時間の空港ステイの後は、いよいよ日本へ向けて出発です!!
4.飛行機編②(トルコ〜日本)
トルコから日本へのフライトに搭乗する際には、
弥生のハーネスを外したうえで猫壱ネットに入れて、それからキャリーに入れました。
そして、フライト中はCAさんに確認してからキャリーから出して、
猫壱ネットに入れた状態でやよい毛布にくるんで抱っこしてました。
(これも今考えたらコロナ禍での特別対応だったのかも)
*やよい毛布とは、やよいが赤ちゃんの時からパキスタンで愛用していたふあふあブランケットです。
そのままでは日本に持って帰るのにでかすぎるので、手頃な大きさにカットしてもらって、糸処理までしてもらって、持ってきました。
ダルズィー(仕立て屋さん)のおっちゃん、本当にお世話になりました!
一旦トルコの空港ホテルで休憩できたおかげか、帰りは本当におとなしくしてくれてました。
多分、ものすごく疲れていたんだと思います。
私も弥生も、帰りはぐっすり寝て帰りました。
料理の写真を撮っているくらいなので、本当に余裕があったんだと思います。
約12時間のフライトでしたが、パキスタン→トルコ間(6時間20分)より圧倒的に短く感じました!!
そして、晴れて日本帰国🇯🇵
5.日本到着後
日本到着後の検疫は、かなりスムーズに終わりました。
まずは私の方のコロナ検疫(梅干しとかレモンの絵が貼ってあるやつ)を抜けて、
それから預け荷物受け取りのあたりにある動物検疫で弥生さんの検疫。
事前に書類はチェックしてもらっていたし、マイクロチップも問題なく反応したので、すぐに終わりました。
そこから先は、隔離用ホテル会社が用意してくれていたハイヤーに乗って、歌舞伎町の夜の街に消えました…
(隔離用のマンションが歌舞伎町のすぐ裏手にあった)
2023年9月現在は、covid-19 の扱いがだいぶ違ってるので隔離用ホテルについては言及しないことにしますが、
1年ぶりに帰国してコロナ禍で歌舞伎町裏手の超絶うるさい通りに面したホテルでの隔離は、なかなか辛いものでした。
まあでも、無事に弥生と帰国できて、本当に本当に良かったです!!!
そして、弥生との帰国に向けて、たくさん協力してくださった方がいらっしゃいました。みなさまには感謝してもしきれません。
今は私も弥生も、三重の祖父母宅にて元気に暮らしてます😊
博論の一節分くらいの容量になってしまいましたが、いざ書き始めたら楽しくてザクザク書けました!
こんなに長文を読んでくださった方、ありがとうございます🙇🏽♀️🙇🏽♀️🙇🏽♀️
近々、大学院生祖父母のお世話をするみたいな題名で記事を執筆する予定です✌🏽
人に話すと介護だねと言われますが、ごくごく軽いお世話をしてるだけなので、介護というには気が引けます🤔
主に気持ちの面でのことを書いていきたいと思ってます!
ではでは!!!