自殺する勇気
電車に乗っていたら、大学生3人組が、自殺配信をした女の子の話をしてました。そんなことがあった事自体、ぼくは知らなかったのですが。
彼らは、自殺するなんて考えられないと。意味が分からんと。3人ともそう言ってました。
まぁ分かんないだろうね君たちは、というような風貌だったので、しかもうちの大学に来るような人は、自殺なんてものとは無縁でしょうし。どっちかといえば自殺に追い込む側では???
すごい偏見だね…申し訳無い。
まぁ大事なのはこの後の発言。
自殺する勇気があるならなんだってできるじゃん(笑)。犯罪とかし放題やん??という調子なのです。
ここですよ。ここ。自殺する勇気。
事情を知らない人からすると、自殺するほどの勇気があるなら、例えば、いじめっ子に反撃すればいいのに、とか、その勇気で解決したらいいのに、と思うこともあるらしいのです。
まぁ、たしかにそうかもしれないね。
ただ、そういう思考回路の人は自殺なんて考えないんですよね。考えたことがない。
これはぼくの主観ですが。自殺するような人って、他人を害する事を異常なまでに避ける人が多い気がするのです。
自分でなんとかする、自分で死ぬ、というのは思いつくんだけど。でも、相手を潰そうなんてことは、恐らく思いついてもいない可能性が高いと思うのです。
思いついているけど避けている、というわけじゃなくて、初めからそんな発想自体がないんじゃないかと。
それは加害している相手にもだったりするのです。不思議なことかも知れませんが、少なくともぼくがそうだったので。
いい人だからなのかどうかは分からないですが。でも、どうせ死ぬなら殺してやろうみたいなバイタリティを、そういう発想を持ってる人は、希死念慮に駆られてる人には少ない気がします。
この認識の差が、永遠の陽キャと希死念慮人間を隔てる大きな溝になってるのかも知れませんね。
ちなみに、自殺する前にやりたいことがあるならやってみよう!と発信する事にはかなり賛成です。
犯罪に限らずね。
だって自殺する人にはそんな発想自体がないから。誰かが入れ知恵してあげないと考えつかない可能性があります。
現にぼくも、たまたま応援しているYoutuber氏が、自殺について言及した動画を出していて、その中の発言として出てきた発想だったから知っているだけなのです。
だから、自殺するつもりの人がいたらみんなで言いましょ。
死ぬ前に一緒にうまいもん食べに行こうぜ、って。やってみたい事一緒にやろうぜ、って。