保健室から vol.19「我慢しない」
あけましておめでとうございます。
どちら様も、今年もよろしくお願いします。
さて、去年の7月6日、全校に向けて配信。
前回配信の続きでした。
暑いころでしたから、水分補給はたいそう大切なトピックスです。
保健室から vol.19
「我慢しない」
前回からの続き。
さて、摂取した水分はどんなお仕事をしているかというと、
体内に取り入れられた水分は血液やリンパ液の形で、体の隅々の細胞にまで行き渡ります。
そうして酸素や栄養分を細胞に届けて活性化させたり、老廃物を運び出したりする。
体表面の血流をコントロールして体温を調節する。
体液の状態を一定に保ち、新陳代謝を促す。
十分にお役目を果たした水分は体外に排出されます。呼気、汗、排泄物(これが、おしっこ)
一日あたり最低でも2.5リットルも排出されるそうな。
つまり、摂取した水がいきなりおしっこになるわけじゃない。
体内でいろいろと働いてから出ていく。
お疲れ様でした。
だから、どうせ排出するんだからその分は摂取せんでもよかろう、というのは早計。
むしろ水分が足りなくなるよりも、水やお茶を飲み過ぎてちょっとトイレの回数が増えるぐらいはいいじゃないか。
生徒諸君にはピンとこないだろうけれど、お年寄りになるとトイレに行くことをはばかって喉が渇いても我慢する方もおられる。特に介助が必要な方は我慢しちゃう。
でも、それで熱中症なんかになったら大変です。トイレぐらい堂々と行けばよろしいし、堂々と介助されていればよろしい。
私は年取っても我慢せんぞ!(そう遠い将来でないような気もするなあ)
さて、私の好きなびい○は水分摂取には向かないらしい。
むしろ利尿作用があるので、飲めば飲むほど体から水分が出ていっちゃうとか。
大人の方がた(先生方だな)、びい○の飲み過ぎにはご注意を。
ところで、理科の先生である○○先生はなぜ、私に水分補給の質問をしたのだろうか?
私の専門、国語だよ。
配信前に養護の先生と生物の先生にチェックしてもらいました。
「よく調べましたねえ」と、お褒めの言葉。
うれしかったなあ。