シームレス縫製ってどんな特徴があるの?作り方に違いはあるの?
一般に、「縫製」と聞くと糸を使用してミシンで縫う工程を想像しますよね?
これに対して、「シームレス縫製」という技術があります。
つまり、糸を使用せずに縫製を行う手法のことを指します。
シームレス縫製の最大メリットは「糸を使わないので肌当たりが少なくゴワつかないこと」でしょう。
そのため、下着など肌に接触する商品によく使用されます。
糸がないため、「軽量化」にもつながります。
シームレス縫製には大きく2種類のタイプがあります。
①ウルトラソニック(超音波)式
②ホットメルトテープ式
それぞれについて説明していきます。
①ウルトラソニック(超音波)式
生地を1秒間に2万回振動させ、生地自体に熱を持たせます。
その熱を利用して「溶着」するのがこの方式です。
この技術を使用できるのは熱可塑性を持った化学繊維や合成繊維素材だけです。
熱によって軟化する性質が必要だからです。
そのため、シルクやコットンなどの天然素材には使用できません。
また、素材によって周波数や圧力の微調整が必要となります。
②ホットメルトテープ式
生地と生地の間に、熱で軟化するテープ(熱可塑性のウレタンなどが素材)を貼り付け、その上から熱を加えて接着する方式です。
ウルトラソニック方式とは異なり、様々な素材に適用することができます。
某工場の持つ技術
某ブランドの認定工場である「サンテイ」工場では、①ウルトラソニック方式に加え、