エンタメはチビっ子のものだ!
プロレスが好きだ。
かれこれ9年ほど応援している。
この2ヶ月でプロレスリング・ノア、いたばしプロレス、WWE、新日本プロレスの4団体を観に行ったくらい好きだ。
アメリカのWWEという団体に所属する、AJスタイルズ選手が一番好き。
ノアを観に行ったのも、彼が数年ぶりに来日するからチケットを買ったのだ。
会場となった日本武道館では誰よりも熱心に叫んだという自負がある。
だがしかし!
それ以外は箱推しなのだ。
もう、まんべんなく箱推し。
世の中の全てのレスラーを尊敬している。
だから、試合を観ていても「どっちが勝ってもいいよ!ケガだけはしないでね!」という目線になってしまう。
プロレスというのは、絶対どちらかに肩入れしたほうが面白い。
だから箱推し状態の僕は、プロレスでアツくなることがないのだ。
つい先日、新日本プロレスの『G1CLIMAX34』の優勝決定戦を観に両国国技館大会に行った。
とにかくアツくて盛り上がることでおなじみのG1。
しかも優勝決定戦である。「辻陽太選手 VS ザック・セイバーJr.選手」という対戦を観て、僕はどうだったか。
「どっちが勝ってもいいよー。ケガしないでねー」としか思わなかった。
そんなプロレスファン、いるだろうか?
わざわざ両国国技館に来てまで応援しないファンなどいるはずがない。
ケガの心配するなら観ちゃダメである。
そんな自分が悲しくなってしまった。
だが、悪いことばかりではない。
近くに座っていたチビっ子が、誰よりも大きな声で辻選手を応援していたのである。
「辻ぃぃ!負けるなー!!」
「辻ぃぃ!頑張れー!!」
「辻ぃぃぃぃぃー!!!!!」
僕はお金を払って観るものは全てエンターテイメントだと思っている。
この光景を見てプロレスは安泰だと思った
いつの時代もエンタメは子どものためにあるべき。
彼ら彼女らに楽しい思いをしてもらうことが最重要。
むしろ大人なんてほっといていい。
我々は四の五の言わずに黙って見ておけばいいのである。
そういえば、いたばしプロレスも会場にはチビっ子が沢山いたもんなぁ。
僕は今後、金を出して口を出さないファンになろう。
アツい応援は、チビっ子たちに任せた!!
推しは推せるときに推すんだよー!!
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ラジオのハガキ職人です。
仕事はテレビのD。
過去に別名義で電子書籍を出してます。Kindle Unlimitedなら無料で読めますよ!
そして『文学フリマ東京38』でエッセイを寄稿しました!
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