2021年を振り返る。そして2022年を語る。
皆さん、こんばんは!
JPです!(更新しなさすぎ)
2021年終わりました。最後の日に更新をしようと思っていたのですが、年末の格闘技Rizinが始まってしまい更新できなかったので、新年のご挨拶と共に綴ります。
まずは新年あけましておめでとうございます!
2022年晴天の青空の下、初日の出を見ることができました。
さて、2021年を簡潔に振り返りたいと思うのですが、簡潔に語ることができないほど沢山のことがありました。
2021年の総括
2020年の年末年始、大きな壁にぶつかりました。
それが自社で運営していた店舗の経営難です。
僕らは2020年の7月に3人で会社を設立し、ブランドとして確立していない中、とにかく認知度やお客さんとのタッチポイントを増やすべく、神奈川県の武蔵小杉で友人が経営するタピオカ屋の運営を委託で請負い、昼はタピオカ屋、夜はビアバーとして運営を行なっていました。
しかしコロナの勢いは止まらず、またタピオカもブームは過ぎ去っていたため、なかなか思うように店舗経営が軌道に乗りませんでした。
その中でも神奈川に住む友人や時には遠方からも来てくださる方々がいました。
本当に店舗運営する中で新規のお客さんを誘致するのはコロナ禍で難しく、このように足を運んでくる人たちには感謝しかありません。
そんなお店も半年で撤退することを決めました。
その理由はもちろん経営状況もありましたが、半年を超えれば黒字化することは最初の収支計画でなんとなく分かっていました。
しかし一番の理由は、当初一緒に会社をやっていた“3人目”の共同創業者の辞職でした。
なかなかロクな給料も渡せぬまま、店舗を一人で切り盛りする中で、どこか僕ら二人との熱量の差についてこれなくなり、気づけば良いように売り上げが出ない日には喘息の発作が出るまでになっていました。
それを身近で見ていた僕らもこれ以上、彼に無理強いすることはできず、彼は会社を離れていき、そのタイミングでお店を撤退することに決めました。
そこから僕らは一旦、全てリセットし、もう一度一から会社の方向性ややるべきこと、やらないことを話し合いました。
その答えの一つが、自社のブルワリー(ビール工場)を立ち上げることです。
今まで以上にきついことや苦しいことが待っているのは分かっていました。
ただ自分たちの「好き」を追求して、それを表現するにはこれが一番の近道だと思い決断しました。
そして出会ったのが、広島県呉市の限界集落「市原地区」です。
昨年の1月、本当に年明けすぐに相棒から「ブルワリー作る場所見つけた!」といきなり連絡が来たのを今でも覚えています。
そして初めて足を運んだのが打診を受けた2週間後くらいです。
大きな道路から一本山道に入ると、そこにはジブリのような世界が待っていました。
山間にポツンと現れる集落、そして未だに残る西日本豪雨の災害の爪痕。
このような自然豊かな場所でビールを作り、活気がなくなってしまった村にもう一度息を吹き返すことができれば・・・
ビールを作る環境としては、世界を旅し、日本を旅し、理想の場所に出会えたなと思いました。
そしてありがたいことに家を貸してくださると仰ってくれた家主さん、僕らの住む場所を提供してくださったもう一人の大家さん。
まだ20代の僕らの無謀な挑戦に協力をしてくださっている地域の方々、沢山の支えがあり、古民家は徐々に僕らの理想とするブルワリーに進化を遂げて行きました。
そして2020年最後、初めて多額の借金を背負い、ビールの醸造設備を手に入れました。
4年前世界を旅し、クラフトビール のカルチャーに魅了さて、自分のビールを表現したいと思ったことが、沢山の方々のお陰でようやく実現できる日が近づいています。
現在、OEM醸造で作っているビールは2種類です。
1つ目はSunflower White
ローストしたヒマワリの種を使用したヴァイツエンスタイルのクラフトビール です。
2種類目は、Honey Hoppy IPA
ノルウェーの酵母「Voss Kveik」を使用し、酵母由来のシトラスな味わいと蜂蜜の甘さも感じる飲みやすいIPAになっています。
現在、この2種類はECサイトより購入が可能です!
数量限定となっていますので、是非この機会に飲んで頂けますと幸いです。
2022年の目標
そんなこんなであっという間に2021年が終わり、2022年がスタートしました。
2022年は更に大きな試練が待っていると思います。
自社でビールを作るという事は、すべての責任を背負うという事です。
自分の腕が全て、そして自分たちのアイデンティティが全てです。
今までOEMで、腕のあるブルワーが作ってくださったから美味しかったと言われてしまえばそれまでです。
そして近年クラフトビール のブルワリーの数は増え続けています。
その中でどのように自分たちのビールを表現し、生き残るか。
ここからクラフトビール メーカーとしてのスタートです。
僕の目標は、
自分で楽しみながら、美味しいビールを作ることです。
自分が楽しく、そして美味しいと感じることが全てだと思っています。
お客さんありきの商売だとは分かっています。
アルマーニがEMPORIOアルマーニを出すように、セカンドラインとはまた違いますが、クラフトビールを飲んだことがない人でも飲みやすく、手に取りやすい、そんな飲む人の事を考えた定番ビールも出していきます。
ただ自分達の表現をしたいです。
せっかく、自分で作りたいと思えるビールを作れる環境があるので挑戦していきたいです!!
その中で徐々に飲む人に認められ、沢山の方々に愛されるブランドになれるよう2022年は常に挑戦と勉強の繰り返しだと思っています。
2022年も今まで同様、皆さんのお力をお借りするかもしれません!
ただ少しでも恩返しができるよう前に進んでいきます。
そして関わってくださる皆さんと笑いながらビールを一緒に飲めればそれでいいです!!!
2022年もよろしくお願いいたします!!!!
もし共感してくださったら、ビール一杯分サポートお願いします😜 ビール飲みながらもっと更新します!笑