パレットもダイエット
こんにちは。JPR広報部の有賀(あるが)です。
新型コロナウィルス感染症が拡大してから3回目の春を迎え、いよいよ感染法上の位置づけが5類へと移行しますね。JPRはテレワークと出社のハイブリッド勤務ですが、私も出社の機会も増えることでしょう。
テレワーク生活約3年の間にだいぶ増量してしまった私は、通勤服がきつくて困っています。そろそろ本気でダイエットをしなくてはなりません。
私のダイエットは長期戦になるだろうと思いますが、パレットのダイエットも結構な長期戦を繰り広げています。
昨年来、原料・原油高騰はガソリン・軽油にも波及しているのはご存知の通りかと思いますが、JPRからお客様へパレットをお届けするにもトラックで輸送するので影響は受けまくりです。
そう、パレットの重さはトラックの燃費に大きく関係するのです。さらに燃費はCO2排出量にも関係してきます。
創業当初は、木製のみだったJPRレンタルパレットも、2000年にプラスチック製パレット(PT-11と呼んでいる)が登場しました。
重さは、木製が約40㎏なのに対し、現在のPT-11は約19㎏と軽量です。
実は、PT-11も最初から19㎏だったわけではなく、初期のころは約25㎏もありました。
一口にパレットのダイエットとはいえ、やみくもに減量するわけにもいきません。
減量してもなお、ISO標準規格に準拠した耐久性は維持!
レンタルで繰り返し使うためのパレットですからここが大事です。
ということで、
登場から20余年、メーカー様と試行錯誤を重ね、耐久性を維持しつつ軽量化(=材料の減量化)を図り、10回以上のリニューアルを重ねた、最新Verは約19㎏と約27%もスリム化に成功!
減量しても、なお耐久性は維持している優れものです(自画自賛☆彡)。
JPRのレンタルパレットは、約1,090万枚超を保有しています。
その1,090万枚のパレットが、入れ代わり立ち代わり貸し出され、返却され、メンテナンスされて、また貸し出されること、平均約4.3回/年。
年間延べ4,730万枚のパレットがレンタルされていく=運ばれているのです。
10tトラック1車あたり最大256枚のパレットが積まれてJPRデポを旅立ちます🚛。
単純な試算ですが、
256枚✖25㎏=6,400㎏ だったはずが、256枚✖19㎏=4,864㎏ になるわけです。
その差は、▼1,536㎏!1.5トンです。
例えば、50㎞先のお客様に、10tトラックで256枚のパレットを納品する場合だと、同じ枚数でも25㎏のパレットよりも19㎏のパレットの方が2.2㎏-CO2ぐらいのCO2を削減できる見込みだそうです。
もちろん、まだ使える25㎏の初期型パレットを廃棄したわけではなく、さまざまな重量のパレットが混在して使われているので試算通りにはいきませんが、、、。
JPRレンタルパレットサービス全体でみると、自社パレットでの運用に比べると約76%のCO2排出量削減効果が得られます。
パレットの使い方・運用の効率化を推進すると同時に、パレットそのもののバージョンアップを進めると、さらに削減効果が高まるかもしれません。
5年ほど前までは、パレットの重さが20㎏以下には到底ならないと個人的には思っていましたが、今や19㎏。きっとまだまだ出来ることはあるはずです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。