信州学習会感想
8月20日(土)に長野県塩尻市で開かれた表現者塾主催の学習会に参加しました。
第一部は経済学者、柴山桂太先生の「グローバル化時代の戦争と日本の選択」と題されたお話でした。
グローバル化の今日に至るまでの流れを、グラフや図、古典からの引用を用いてお話ししてくださいました。少し難しく感じることもありました。が、柴山先生の経済学は決してお金のことばかりでなく、私たちのこれからの生活に生きることが多いとも思いました。
economyという言葉は元々ギリシャ語でオイコノミアというそうで、家の管理、家政を意味したそうです。
経済学が、国家のお金にまつわる損得、グローバル経済に目を向けている中で、柴山先生のように広く深く経済学を学んでいられる方の考えはすごく貴重なものだと思います。
損得や利益をもとに考える経済に潜むものは、家庭や教育の崩壊なのではないでしょうか。
勉強したことを少しずつ復習しながら、家政に変換できた時、初めて私の学びになるだろうと思います。
第二部では、浜崎先生と柴山先生の対談でした。
文化、芸術、哲学、伝統、本当にさまざまなお話しを聞くことができ、新しい発見や、これからの活動について考えるきっかけが沢山で凄く楽しかったです。一部でも二部でも、受験エリートの問題が挙げられていました。印象に残ったことの一つに、民主主義には貴族的精神を個々が自覚することが必要という話題がありました。貴族的精神とは、文化、芸術に造詣があること、心に考える余裕があること、ではないかと思います。
最近教育について興味があります。特に、女性の教育について。ですから、浜崎先生と柴山先生のお話はすごく興味深かったです。拝聴しているうちに、自分の考えや気付きもたくさん生まれてきました。
一部と二部の休憩時間には、学びに来られている方や、各支部の方々とお話しすることができました。
また、りんご農家の方が参加していらしたようで、会の終わりにりんごをお土産としていただきました🍎
懇親会で、浜崎先生、柴山先生とお話し出来たことも嬉しかったです。温かい雰囲気の中で、いろいろなお話を聞いたり、話したりすることができ、感謝でいっぱいの勉強会でした。
翌日は、諏訪と奈良井を母と観光して、大阪に帰ってきました。奈良井宿で、お酒や漆器、檜の菜箸をお土産に購入しました。昔ながらの街並みで、老舗のお蕎麦をいただきました。
この夏の旅によって、また、ひとつ、ふたつと生活が豊かになりそうです。
勉強会に向けて参考にした動画