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古きよき暮らしの面影
雑誌、表現者クライテリオンの同人ブログにて記事を執筆しています。
表現者クライテリオン五月号本誌に過去のブログ記事2本を掲載していただきました。政治や経済に明るいわけでない私は、自分なりに、文化や藝術に想うことをコラムとして投稿させていただいています。
現代は、家庭のなかでほとんど一切の用事を済ませることができますが、かつては井戸のような生活に欠かせない共用の場が町にあったから、人々の結びつきや協力が自然と生まれていたのだと考えることもできます。
どこで産まれようと、緑の山々と清い水があり、その自然とうまく寄り添っている町や村の暮らしに「故郷」を感じる人は多いのではないでしょうか。
色褪せながらも今なおひっそりと佇む古井戸に、私は寂しさよりも都会にはない安心と小さな希望を感じました。
なぜなら、その古井戸が、人と自然の調和した暮らしがそこにあったことを、たしかに伝えていたからです。
本誌に掲載していただいた記事です。