死生観
死生観があなたにはありますか?死生観とは、生きることや死ぬことに対しての考えのことです。あってもなくても答えは人それぞれなのですが、黒は死生観を持っています。
黒は昔から考え方が変わっていると友達や周りの人から言われていました。
今思えば、家族の崩壊、いじめ、他人の死など小さい頃の僕にとっては重たい出来事があり、そのせいもあってか幼い時から難しいことや、将来のことについて真剣に考えていたような気がします。
高校生ぐらいまで本を読むことが好きで、色々な生き方に関する書籍や物語を読んできました。それに加えて、自分の人生を生きてきて感じたことをベースとしていつしか死生観を持つようになりました。
今回は僕の"死生観"の根本となっている部分を3つ紹介します。
1.ヒトはいつ居なくなるか分からない
小さい頃から"死"についてはよく考えていました。そして、実際に周りで人が亡くなるといったことも小さい頃に経験しています。そこから得た知見は2つです。
1つは"人間はいつ死ぬか分からない"ということ。病気、自殺、災害、殺人。殆どは自分でコントロールできず、命を落とします。これを知ってから僕の中にもう1つの知見が生まれます。
それは"常に後悔しないように生きること"です。この考え方は中学生の頃になんとなく形成して、高校生になった時は、この考え方に従ってやりたいことを実行してきました。
電車に乗って高校生活を送りたい、高校生活の中で恋愛をしたい、勉強も後悔しないようにして目標大学に受かりたい、髪型や眉毛を整えてカッコ良くみせたい、友達と高校生活を楽しみたい、映画やアニメ、ゲームをたくさん楽しみたい、童貞を卒業したいなど高校生の範囲でできることからしょーもないことまでto doリストを考えていました。
"明日死ぬかも"と考えると相手からの動きを待つのではなく自分から動いて実行できました。
死ぬことを中学生の時に実際に考えたことがあるので、死ぬことに比べたらと考えると高校生の時点でやりたいことは殆どできたので後悔無く高校生を終えられたと思います。
そして、それは相手にしても同じです。予期せず大切な方が居なくなることだってあります。だから出会いに感謝して、まだ会える内に想いを伝えておくと良いかもしれません。
この根本の考え方は社会人になった今もずっと同じです。
2.楽しいことと辛いことがあるなら楽しく人生を生きたい
これは誰もが思うことですよね。どうせ生きるのなら楽しくいきたい。もちろん人生の中には乗り越えなくてはいけない悲しいことがあります。
僕の例だと、両親の離婚、その後の家庭環境、いじめられて自殺を考えたこと、愛犬との別れ、3年間付き合った彼女との別れなどです。
ただ、それでも生き続けたおかげでこんな自分でも、今でも連絡を取る一生の親友ができたこと、外国にワーホリをして自分の人生観が広がったこと、色々な人との出会いで生きることが楽しくなりました。
だからこれからも楽しく生きるための努力は惜しみたくない。それを実現させるためには新しい経験をたくさんすることです。
新しい経験は、感動もあり、怖さもあります。大人になると変化を拒み、挑戦をしなくなる人が殆どです。でもそれを超えて、新しいことに挑戦することで、人生は広がり、楽しみが生まれるのだと思います。
3.限りがあるから花は美しい
表題だけだと何のこっちゃと思うかもしれないですが、僕は、"若い時代に価値がある"と考えています。
薬剤師として患者を見ていると、30代~40代から高血圧薬や糖尿病治療薬を服用していたりします。全員が全員そうではありませんが、歳を重ねると"出来ることに制限がかかる"ことが多いです。
身体機能は20代から望まなくとも衰退していく方向に向かっていきます。そして人間は誰しも死に向かって歩き続けていることもまた事実です。
だからこそ、僕は若いうちにお金を稼いで、やりたいことをして、親友と出かけたり、ご飯を食べに行ったり、家族と過ごしたりしたい。
もちろん、歳をある程度重ねてからの人生に価値がないとは言いません。ただ、これまでの死生観を合わせると、いつ死ぬのか分からないのだから、自分が後悔しないように楽しんで行動したい。
若い時代に大切な人とたくさん直接会って、思い出を残したい。
まとめ
以上が僕の中にある"死生観"です。人生経験上、人との繋がり、新しい経験、周りの目を気にしない事(ただし、他人に危害を与えないことが前提)が人生を充実させると思っています。
人生は1回きりです。他人の目を気にせずやりたいことをやることが大事ではないでしょうか。そして変化し続けることも大事です。いつか、守りに入って変化を避ける年代が望まなくとも訪れます。
そして、若いうちにしかできないことを実行するために30歳手前でワーホリに行きました。年収、キャリア、環境を同世代の人と比べない。周りと比べてどうという問題ではなく、自分がどう生きたいかです。
人生の生き方に1つの正答はない。答えがない。自分が納得できる生き方であれば、充実した人生だったと後から言えると思う。
社会に囚われず、自分の理想を近づけるために行動する。まだまだやり残したこと、たくさんあるからね。生きていれば何とかなるし、後悔しないように楽しく生きたい。
そして僕がみんなに伝えたいのは、
自分のことは自分がよく分かっているから
自分を大事に、優先に考えてあげて。
僕は当初他人に優しくすることが大事だと思ってた。色々な書籍やドラマ、言葉でも他人に親切にしてあげるといつか返ってくると。
でもまずは自分が幸せじゃないと辛いだけなんだよ。自分が不幸せなら他人を幸せにできるはずがない。
だから、まずは自分自身が幸せになって。その後で余裕ができたなら他人を助けてあげれば良いと思う。大抵の人は自分のことで手一杯のはずだから。
僕はやっと少し余裕ができるようになった。ふと、何で自分が薬剤師になりたかったのか思い出すと、純粋に人を救いたいという想いがあった。患者様の薬のことで不安な気持ちを無くしたい。
この薬剤師で良かったと言われるように、勉強を続けて、知識だけは失わないようにしたい。誰か1人だけでも心に残る薬剤師になれるのであればこれほど人生を生きていて嬉しいことはない。
ここまで読んでくれた貴方、お互いに絶対に幸せになろう。
普通じゃない僕がまあまあ幸せに生きているから貴方はもっと大丈夫。
ワーホリから帰国して苦手な転職活動を頑張ります。貴方も頑張れ。
もし、何かのご縁がありましたらサポートして下さると嬉しいです!頂いた分は創作活動にしっかり反映していきたいと思っています!