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【7年目のマーケターがまとめた】アフターコロナでも遅くない!ストーリーマーケティングの基礎と実践編

こんにちは、ブランドマーケターのグティです。
ブランドマーケティングをして7年目になります。

今やものが溢れて安くしても売れない時代。
機能や品質も比べても分からない時代。
そんな今、人は目に見えない価値で物を買う時代になっています。

ブランドも目に見えない価値ですよね。



今日はストーリーを価値として売る「ストーリーマーケティング」に関して
プロのブランドマーケターが分析した成功事例と方法を話していきたいと思います。

1、ストーリーでモノを買うってどういうこと?

急ですが、とんこつラーメン食べたことありますよね?
おいしいんですよね~!

とんこつラーメンは今や全国各地で食べられますが発祥の地は九州。

とんこつラーメンの麺って細いのが主流ですよね。

じゃあ、とんこつラーメンは細い麺が主流なのか。それは、歴史にあります。

麺が細い理由は、麺とスープがよく絡むようにするためというのもありますが、昔深夜・早朝に多忙で時間的余裕のない市場関係者に対し、極めて短時間で麺を茹で、入店後即提供出来るようにするためだったと言われています。

なるほど。なんかとんこつラーメンが食べたくなってきましたね。

そう、このとんこつラーメンの細麺が主流のルーツを知った時には
とんこつラーメンに愛着が出てますよね。そして、食べたくなりますよね。

これは一種のストーリーマーケティングです。
つまり、ストーリーを伝えて、「なるほど」、「あぁわかる」などの共感や理解・関心を得てもらうことです。

ここのとんこつラーメンのストーリーの中で、
「そんなとんこつラーメンの発祥のお店は南京千両 屋台で今も尚、営業」
と知るとその店行きたくなりませんか?

ラーメンは食べ物なのでおいしければいい。そうではないのです。

この場合で言うと、とんこつラーメンのストーリーに価値を感じてとんこつラーメン発祥のお店に行き、お金を出してとんこつラーメンを食べる。
行く前からワクワクし、食べるときもワクワクする。そんな体験価値にお金を払うのです。

これがストーリーマーケティングです。

2、ストーリーで価値つけるための3つの要素(具体例付)

OK。ストーリーマーケティングしよう!、、、、

でどうすればいいんだ?って思いますよね?

やみくもに自分の商品やサービスのストーリーを言えば良いというわけではないです。
ストーリーを伝えても、他のものと類似してたりしたら埋もれますよね?

埋もれないためにはストーリーが以下3つのどれかにあてはまる必要があります

・初のストーリー
・1番のストーリー
・唯一のストーリー

・初のストーリーこれは、その商品やサービスの機能が世界初であることを意味します。
初めての強さは以下の順です。
世界初>>>国内初>>業界初

世界初というだけで関心が出ますよね。
ただ注意してほしいのが、その世界初が人に共感を得られるものでないといけません。
例えば歯ブラシで、
「世界初の○○ゴムを持ち手に採用。歯磨き時に滑ないようにしました」
と言っても、そもそも歯磨き時に手が滑ることはないし、そのゴムいる?
みたいな話になります。

ただ、例えば
プラチナを加工するメーカーが
「世界初プラチナを加工して作った歯ブラシです」
とかなれば話題にはなりますよね?えっ、それいる?みたいな。
Twitterとかで「意味のないハイスペックwww」とか言われリツイートなんどで拡散しそうですよね。

プラチナを加工する技術力をアピールするという意味なら、その技術力の高さが楽しく拡散され成功となります。

・1番のストーリー
やはり、1番というのも魅力がありますよね。
お店でも、「アットコスメコスメランキングNo.1」と表示した化粧品とか目に入りますよね。
人は本能的に1番というものに魅力を感じる傾向がありmす。

・唯一のストーリー
多くはここを狙う戦略になると思います。
唯一のストーリー、言い換えるなら独自性です。
この独自性は、歴史が有効です。

その商品やサービスができた歴史は、他には真似が出来ない独自のものだからです。

例えば、モレスキンのノートの場合。

モレスキンのノートはゴッホやピカソが愛用していたという歴史から今も尚人気がある。この場合は、歴史上の有名人が使っていたということですが、有名人が使っていなくても大丈夫です。

昔ながらの喫茶店。

惹きつけられますよね。これも歴史に引き寄せられてます。

歴史を伝えるということを紐解くと
その商品を作るまでに、どんな工夫をしてきたか。その工夫の中で、どんな失敗をしてきたかなどなど。商品・サービスの数がある分、歴史もあります。
なので、新しい商品よりも古い商品・古い企業のほうがここはやりやすいと思います。老舗の企業や商品は一度ここを洗い出すと面白いと思います。

3、ストーリーを発信する

ストーリーマーケティングを知った。何をストーリーとして伝えれば良いか分かった。あとは、どのように伝えるかですよね。

伝えるのは大きく、リアルかマスメディアかオンラインかに分かれます。
今回はオンラインについてお話します。

オンラインでの発信は大きく3つのメディア(トリプルメディア)を組み合わせて発信すると効果抜群です。

ただ、Paid Media(Web広告)、Owned Media(HP)、Earned Media(SNS)など一気にやるのは時間もお金も工数もかかるので難しいです。

そんなときやるべきは、Earned Media、つまりSNSです。
今やyoutube、Twitter,Instagramなど多くの無料のSNSがあるのでそちらを組み合わせて使うと良いです。

SNSでの発信のコツもまとめています↓

4、最後に

幸いにも今や誰もが発信できる時代。
中小企業でも小さな団体でも、はたまた個人でも発信できる時代。

良いものを作っても、すぐ真似される。そして価格競争に巻き込まれ
ジリ貧になってしまう。

特に日本は「良いものを安く売る」という文化が根差しすぎて、この流れが激しいです。

僕は、ストーリーマーケティングを含めたブランディングで今ある商品の目に見えない価値を多くの人に伝え、その商品・サービスの価値を最大化させたい。

日本には人の心が詰まった良いものがたくさんある。
僕はいちブランドマーケターとして日本が誇れるモノづくりにブランドマーケティングを足し合わせ、世界に誇れるブランドを送り出したい。
そんな一心で毎日走り続けてます。

ブランディング・マーケティングに興味ある方、
ぜひ繋がりましょう!語らいましょう!

マーケティングの相談もお気兼ねなくご連絡ください!

mail: a.yamagu1010@gmail.com


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guty
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