食器洗いスポンジプシー
私といえば、以前、マスクを片っ端から切り刻んだ挙句、ウレタンマスクに「食器洗いスポンジ」というセカンドライフを提案して一躍名を馳せた(ウソ)ことでお馴染みなんですけども、
食器洗いスポンジって、悩みどころですよね。
ここ数年の私の愛用品はこちら。
お馴染みパックスナチュロン。とにかくヘタリにくい。ヘタリにく過ぎて替え時に悩む。でもまあ基本的には、二色用意していて、汚れてきたら格下げしてシンクとか排水口洗う用にして、食器用に新品を下ろすみたいなサイクルで使ってたんですけど。
スポンジっって、固形物が付いている状態の食器洗うとそれがめり込むじゃないですか。洗えば大体は取れるけど、絶対取れてない部分もあって、もう取り替えたいってなるけど、そんな短すぎるサイクルで使えるわけないから、へたらない分逆に何となく替え時を見失って長めに使い続けてしまったりしてます。でも、うちは小麦粉の出番が多いので、グルテンがついちゃうわけです。グルテンのくっつき力、タチ悪いの。小麦粉がついたものをいきなりスポンジで洗ったりはあまりしないんだけど、グルテンがついた何かを洗ったシンクで他の洗い物をしていて、ふと気がつくと、シンクのどこかについたグルテンがついた食器を経由したのか、いつの間にかスポンジにもうグルテンついてるわけです。憎い。そしてシンクには絶対グルテンがこびりついていて、スポンジで洗わざるを得ないし、シンク用のスポンジにもグルテンがついちゃうのです。憎い。
で、最近よく見るライフハック「新品の排水口ネットをスポンジがわりに使う(そして1日の最後にシンクなどを洗って、最後に排水口ネットにする)」っていうの。ちょっとやってみたら、結構良くて、本当にあのアミアミの部分が汚れを掻き取るんですね。スポンジでは落ちにくかった謎のこびりつきあとみたいなのも綺麗にとれてすご!ってなりました。
しかもそれを手に嵌めて洗ってみたら、手で洗ってる感覚のまま泡とネットで洗えるから、隅々まで洗い残しなくすごく綺麗に洗えるんですよ。それにそうすると「食器とか洗うときに外にしていた部分を中に」っていう管理ができるから、もし食器洗いとして使っているときに何らかの固形物がネットについてしまっても、それを後々排水口に流してしまうという心配もありません。
ただね、私は洗いものをするときゴム手袋とかしてない愚か者なので、当たり前ですけど、手も細かなネットで洗われてザラザラになりました。アホしかやらない洗い方でした。それと、いろいろ洗い過ぎて、ネットが本来の任務に就く頃にはちょっと穴があいてる、みたいな哀れな姿で本領を発揮できなくなっていて、これはちょっとどうかな…ってなりまして。
次に、ちょっと出かけた先で見つけた1day 使い切りスポンジっていうのを買ってみたら、これも良くて。同じものが何故か見つからないんだけど、多分ニトリのやつと中身は同じだと思う。(そして何故かニトリのリンクがうまく埋め込めなかった。Amazonは悪質転売ヤーみたいなのが訳わからん値段で売ってるからご注意ください)
これなら、一日使って、最後にシンク洗って捨てるみたいな、排水口ネットと同じ使い方ができて常に衛生的だし、この11cm×5cm×1.2cmという小ささも、使いやすい。質感は普通のスポンジより荒いというか、安っぽい緩衝材か何かで見かけるような手触りなんだけど、すぐ捨てるもんだしそんなに気にならない。
ただね、その「すぐ捨てる」がね、やっぱりできないんですよ。「もう1日行けるんじゃね?」ってなっちゃうの。ガンガン使ってガンガン捨てれるのがいいところなのに、もったいないのと、「このタイプのゴミを毎日ホイホイ出すのどうなんだい?」みたいな気持ちが湧いてしまって(実際はいろんなタイプのゴミを日々ホイホイ出しちゃってる)結局「捨てどきを見失うスポンジ」みたいになってしまうんですね。結構おすすめなのは間違いないんですけど。
で、このスポンジの話をしようと思って、同じものを探してときに、Amazonさん、「あれ?この人スポンジ欲しいのかな?」って思ったみたいで、出してきたのがこちら。
アミアミのペラペラ。アスカタオルの「食器洗い革命」
スポンジじゃなくて、なんかこういうネットの手提げバッグみたいなのあったよね、みたいな雰囲気のちょっと太めのポリエステル/ナイロンのネット。
レビューがめっちゃ少ないんだけど、使ってる人大絶賛。「10年使ってます。」っていうのが、単に「この商品を10年愛用してる」じゃなくて、「1枚を10年使ってる」なんですよ。つよ!家電かよ!まあそこまでの耐久性は別に重視してないけども、丈夫なのに越したことはないし、何より網だから、つまり2Dだから「汚れがめりこんで取れない」の、めり込むための奥行きがないじゃないですか。
頑丈でも不衛生なら長くは使えないけど、これならちゃんと洗えるし、ナイロンとポリエステルだから漂白はできないかも知れないけど、アルコール消毒とかならいけそうだし、これはいいかも知れないと思って買ってみたわけです。
結構いい!レビューの中に「大きいのでペラペラして泡が飛び散る」って言ってる人がいるんですけど、こんなにペラペラだから、大きいって言っても私の小さめの手の中に余裕で握り込めるサイズです。どうやって持ってるんだろう。「布」の状態で使うんじゃなくて、むしろクシャクシャに丸めて使えば、泡だてネットみたいなもので、泡立ちもいい。まあ普通のスポンジほど細かい泡が立つわけじゃなくて、ちょっと粗めの泡だけど、別に顔を洗うわけじゃ無いんだから、きめ細かい泡である必要はないですし。
そして、普通のスポンジは柔らかいだけに、「ゴシゴシ」みたいな洗い方はなんか微妙に難しいけど、これは「泡で洗う」くらいの洗い方もできるし、力を入れてこびりつきを落とすような「ゴシゴシ」もできる。先ほと排水口ネットの網目が汚れを掻き取るって話したけど、そのゴツイ版です。正直「ホットクックのステンレス内鍋についた妙に取れにくい謎のタンパク汚れか何か(ピンポイントお悩み)」みたいなのには排水口ネットの方が、マイクロファイバー的な原理で強いけど、排水口ネットじゃ破れるようなしっかり目の何かをゴシゴシするのに向いています。それでいて多分だけど、二層スポンジの「ゴシゴシ」面よりは傷つけたりする心配も低そうな気もする。
そして、グルテン問題も、もちろん全然くっつかないわけじゃないけど、めり込まないから、万一残ってても絶対に取れるし。
数日使ってみたやつを白いところに置いてを接写してみたのがこれ。
背景本当は真っ白なんだけど、接写にしたらなんだか色味もピントも微妙だった。すみません。
残念ちょっとだけ汚れてるって思ったけど、何となく取れそうな気配もありますね。これはね、今日焦げた砂糖とバターでギトギトの何かを洗ったからです。
そんなわけで今のところかなり気に入っています。欲を言えば「ピンクか黄色」っていう色の選択肢何とかなりませんかって感じだけど、普通のスポンジよりだいぶ体積小さいからそんなに気にならない。
いつもなら(こんな熱弁して、釣られて誰かが買ってしまって、大して良くなかったら申し訳ない)みたいな気持ちが付きまとうんだけど、これは4、5百円だし、皆様ご愛用のスポンジに敵わなかったとしても、サブとしてもまあ悪くないはと思うので、心置きなく熱弁してみました。
最後にパッケージに載ってた「広告」をご覧ください。
手作りの温かみを感じるパッケージ。あまりにも温かみが強いので、もしかして何らかの思想クセツヨカンパニーなんだろうかと思ってググってみたけどわかりませんでした。
この商品の説明してるのに「広告」って書いてあるのもジワるし、もう今それを手に入れた人に「広告」してもダメだよ。何せ「抜群の耐久性で、とにかく長持ち」が過ぎて、10年使っちゃう人いるんだから。
でも「プレゼントにも最高」は、確かにあるかもしれません。引越しのご挨拶とか企業の粗品とか、そういうちょっとした何かにはめちゃ喜ばれそう。