日本語授業定番アクティビティ:しりとり
日本語の授業で誰もが思いつくのが「しりとり」ですね。
初級の学生に「しり」「取り」の語源から教えるのは厳しい^^;
けど、こういうもんだよ、と例を提示すればなんなく授業ができます。
しかし、難しいのは学習者のレベルに合った語彙量があるかどうか、です。
「しりとり」ゲームをやってみよう
ひらがな、カタカナの文字指導がひととおり終わればできるのがこの「しりとり」ですが、このゲーム、実は内輪受けを嫌います。
定番のことば
一生懸命「ごりら」「ラッパ」「パンダ」・・・と定番を出していても「タージマハール」・・・なんて続けられたら「どこだそれ?!」「私の常識と違う!」ってなっちゃいますよね。
なので、1回目は自由に、2回目からは固有名詞なし、3回目は動詞や形容詞などもなし・・・と徐々にルールを狭めていくと良いでしょう。
日本語のラ行音について
日本語には「ラ・リ・ル・レ・ロ」から始まる言葉が極端に少ないことはご存じですか。結構有名ですし、日本語教師を仕事としている人であれば当然!となるかもしれませんね。
アルタイ語族である韓国語、トルコ語、モンゴル語・・・などという言語の特徴に「語頭にラ行音がない/少ない」というものがあります。
アルタイ語の特徴?
日本語の語族は相変わらず「〇○語に似ている」程度で真偽のほどがつかめないですが、語彙に関してはこのアルタイ語に近い法則があることは確かです。つまり、ラ行で終わる言葉で攻めるとあっという間にこのしりとりゲーム、終了してしまいます。
お気をつけて・・・。
「特別な音」を使ったしりとりは?
また、初級学習者には「ちゃ」で終わった場合、「サッカー」のように長音で終わった場合、「は・ば・ぱ」で終わった場合どうすれば良いのかわかりません。
「ちゃ」は「ち」から?「や」から?皆さんのルールはどちらでしょう。
「サッカー」は「カ」から?「カー→(あ)」だから、「あ」から?
先にも述べましたが、最初のルールは「あまあま」で。
できるようになってからは少しずつルールを厳格化しましょう。
何事も、楽しみながらですね。
良かったらやってみてください★
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