小町九相図がわたし的には一番有名なのだけれど。 今年の夏も暑かった。そして弟が突然いなくなった夏も。もう一つ伯父が亡くなった夏も残暑が厳しかったと記憶している。 弟は「生きる」ことに執着が薄かったと思う。 若い頃から「四十には死ぬ」、等と嘯いていた。 妻子もないし、気楽な次男坊…というのもあったのかなとも。ともあれ彼の気質なんだろうと思う。己から終わらせようという積極的なことでもなく、いつ死んでも良いと。 既往症もなく、周りで一緒に働いていた彼より歳上の人達はなんともな
弟が二人いた。 上のは車で四十分くらいの所に家族と住んでいるが、下の弟は子供が生まれて2歳になる前に離婚して両親と暮していた。 父が亡くなって(今年17回忌)からは母と2人。お互い干渉することなく、それでも思いやり合って上手く暮していたんだと思う。 私だけ高校卒業後に進学で家を出て以来離れて暮している。 元気なうち、若いうちはそれでも良かったし、むしろたまの帰省は我が家の子供達にも「楽しい旅行」 車で6時間もかかる距離は、お互いが年齢を重ねる毎に遠くなってよう