archive01①LIFEBLOOD

日記ブログを始めることにした。

最近になって昔聴いていた90年代のUKロックを再び聴くようになったことが影響していると思う。
これまでにブログやSNS、Twitterなどでも音楽について触れてきたが、今回はより自分と自分の聴いてきた音楽との関係を根源的に考え、自分と向き合うきっかけにしたい。

今聴いているマニックストリートプリーチャーズの『ライフブラッド』は通算七枚目のアルバムで、前作『ノウ・ユア・エネミー』との間にベストアルバムとシングルのBサイドやレア・未発表曲を集めた『Lipstic Tracks :A Secret History Of Manic Street Preachers』を発表している。

日本盤ライナーには、「ベスト盤の後のことは何も分からない」などのニッキーの発言から、「ベスト盤でキャリアを総括し新たな扉を開くというパターンを踏襲したように聞こえるかもしれない」と新谷洋子氏は言っている。

ライナーにも詳しいが、思えばマニックスは「再出発」を繰り返して来たバンドだと思う。

最初の再出発は、最も明確な再出発である、リッチーの死後に発表した『エヴリシング・マスト・ゴー』。
次が、「原点回帰」した『ノウユアエネミー』、ベスト盤を出してキャリアを総括したという意味では本作、2年間の休養宣言とジェームスとニッキーのソロ作を経た『センド・アウェイ・ザ・タイガース』、
2008年11月に法的死亡が確定されたリッチーの遺した詩を使い、スティーヴ・アルビニを迎えた『ジャーナル・フォー・プレイグ・ラヴァーズ』。
そして(未聴ですが)2010年の『ポストカード・フロム・ア・ヤングマン 』。

この「再出発」と「原点回帰」を繰り返したマニックスの物語や音楽に惹かれているのは、ブログや→SNS→Twitterなど場所を移る度にキャラを変えて「再出発」と「原点回帰」を繰り返してきた自分と重ね合わせているからかもしれない。

(2012.03.03)

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