旅欲は増すばかり
こんばんは、ゆりです。
今日は私の3大欲求の1つ、
旅したい欲=旅欲について深掘りしてみます。
まず、初めに私はオーストラリアに来て
1年間過ごせば旅したい欲も落ち着き
日本で暮らせるだろうと思っていたんです。
しかしながら、その欲はおさまるどころか、増していく一方。
この旅したい欲の根源ってそもそも何なんだろう・・・?と、ふと思ったのがきっかけでこの記事を書いています。
旅が好きな人と共感できたり、旅したいけど一歩踏み出せない人に届けば嬉しいです。
旅欲という感情
遡ること10数年前、九州の田舎で育った高校生の私はバイトしお金を貯めては、片道6時間かけて高速バスに乗り福岡へ遊びに行っていました。
女子高生、1人で。
その時の抱く感情といったら、ただ日常生活を過ごしていたら感じられないものばかり。
バスや、ホテルを予約する際に「これで合ってるかな?」とヒヤヒヤしながらも確認ボタンを押すときの恐怖感。
行ってみたい場所、お店をリストアップし効率よくそしてリーズナブルな日程を組めたときの達成感。
もしかしたら、何かトラブルが起こるかもしれないという不安感。
事前に旅行プランは立てつつも、予想外の素敵な場所やお店、人などの出会えるかもしれないといった期待感。
これらの感情が、たった旅を計画するだけでも味わえちゃうとは。
お得でしか無い。
旅が終わってからの1人でやり切った達成感、
トラブルさえも乗り越えられた自分への自信、
直接目で見て、感じて、味わって、
五感をフル活用できたという満足感。
旅が終わってからも、お得でしか無い。
おそらく、様々な感情が交錯するから内側から抑えきれないワクワクが中毒になっちゃってるんだろう。
世界の香り
年齢を重ねるにつれ、旅したい欲は減ることを知らず九州から大阪、そして日本各地と広がりました。
そして、今は世界各国を訪れたいのが1つの夢。
これまで、訪れたのは台湾、韓国、シンガポール、フィンランド、オーストラリアですが空港に降り立った時に香る各国独特な匂いがたまらなく好きです。(一種の性癖)
南国の国だと湿っ気を帯び立たせながら、もあっとする空気感。
これでもかと追い討ちをかけるような、エネルギーたっぷりの太陽。
寒い地域の国だと、鼻の奥がツーンと刺さるような澄んだ空気。
アジア諸国の路地裏に入ると「こんなところにお店がある!」といった新たな発見とその土地ならではの香り。
香りだけはそこに行ってみないと分からないので、だから旅を続けてしまうんだろうと思います。
本と旅の共通点
私は、旅以外にも読書が好きなのですが「時間を置いてまた読み返すこと」が好きです。
1度読んだ時に発見したことと、数年後に読み直して発見したことに違いがあるからです。
旅にも同様のことが言え、同じ国にも関わらず再度訪れた時には新たな発見があります。
あの時こう感じたのに、今回はこう感じるな〜とか。
それは、自分の感覚も変化し続けているからだと思います。
そして、あの時の行ったお店まだやってるとか、閉店しちゃってるとかも時代の流れを見れるので好きです。
自分で見て、確かめたい
百聞は一見にしかずというように、
私は自分で直接見て、感じて、確かめたい気持ちが強いです。
ましてや、最近は情報だけが飛び交って人々は良いところだけを見る傾向があるように感じ、なんだか寂しくなります。
私がフィンランドを訪れた理由の1つに、「世界幸福度1位」を見てみたかったのがあります。
確かに、フィンランドの人たちはせかせかしてないし、ゆっくり家族の時間を持つ文化があると思います。
しかし、中には電車内で大音量のEDMを流したり騒いでる人たち、街中で寒い中座り物乞いする人たちを実際に見て私が想像してたフィンランドとは違う一面もありました。
なんだか、みんなのんびりして、ゆったりしてるイメージが強かったから。
また、オーストラリア・メルボルンは住みたい街上位に君臨するほど有名な場所ですが、実際に住んでみて「本当に住みたい街なの?」と正直思いました。
誰が投票しているかは分からないし、その人たちにとっては住みやすい街というのは事実ですが。
言ってることと、それらの裏側を実際に見ることができるのが、旅の特権だと思うのです。
成長した自分になっている
旅に出ると、内気な自分が解放されるように感じます。
私はなぜか社交的に見られるけど、本当は人見知りで、大人数の場所とかが苦手です。
そういう自分のコンフォートゾーンから一歩踏み出してみると、自分ってこういう一面隠し持ってたんだと気づきます。
特に海外に行くと、言語の壁で相手に伝わりきれないことがあります。
じゃあ、違う手段を使ってみるのはどうだろう?という発想に至りました。
ジェスチャーで表現してみる。
表情を変えてみる。
知ってる単語を繰り返して使うなどなど。
「これができなかったら、終わり」じゃなくて、
「じゃあ、こっちを試してみよう!」と、そしてそれが失敗しても
「また最初の立ち位置に戻ればいいだけ」と挑戦することに抵抗がなくなりました。
これは、もう一歩踏み出す自分がいないと得られない本来の自分なのかもしれません。
さいごに
私の中の旅欲の根底にあるのは、一言で表すと好奇心なんだと思います。
旅という1つの行為だけで得られる感情は多く、そして複雑。
でもそれを毎回乗り越えた後には、違う自分が待っているような気がします。
実はパースでの生活はあと少しで終わりそう・・・。
次の旅先もいい人と、素敵な出会いが待ってるに違いない。
思い描くだけでワクワクします。
では、今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
おやすみなさ〜い。