【精油#7】香りのノート(香調)について
こんばんは、今日は「香りのノート」についてです。
香水を買うときに店員さんから「トップは〇〇を使用していて〜、ベースは〇〇で〜」と説明されますが、思いっきり知ったかぶりしていたのは言うまでもなくこの私です。
そんな私が精油について勉強していたら「これがあの意味か!!」と納得できたのでそれらをまとめていこうと思います。
ノート(香調)とは?
ノートとは、香りの揮発(蒸発)する速さ、香りが私たちの鼻に伝わる速さのことです。
それらを、19世紀のイギリスのディマス・ビエッス(調香師)が音楽のドレミファソラシドの音階になぞらえ46種類の天然香料を配置し「香階」という概念を作ったことがはじまりとされています。
嗅覚の仕組みにより、私たちは香りの情報を鼻の奥でキャッチすることを前回の記事【精油#3 精油がもたらす脳へのメカニズム】で説明しました。
これらの香りを軽い(揮発の速いもの)から重い(遅いもの)までを音階のように並べたもので、この香階に合わせて組み合わせることでバランスよく調香できるとされています。
ノートの種類・特徴
ノートは揮発性が速い順に「トップ」「トップミドル」「ミドル」「ミドルベース」「ベース」の5段階に分けることができます。
※ブレンディングに使用する精油は、このノートに偏りがないことがポイント。
例えば、トップノートの精油ばかりだをブレンドすると、すぐに香りを感じることはできますが香りが消えるのも早く短い時間でしか楽しめません。
💡それぞれの特徴について
【トップ】オレンジスィート・グレープフルーツ・ベルガモット・レモン
・1番始はじめに香り、30〜2時間ほど持続。
・柑橘系の果皮から抽出される精油のほとんどがトップノートに分類される。
・フルーティーかつ、フレッシュな香り
・心を明るくし元気つける働きがある
【トップ・ミドル】カルダモン・クローブ・ジンジャー・ティートリー・ペパーミント・ユーカリプタス
・トップノートの後に香り、1〜3時間ほど持続。
・トップとミドルの両方の特徴を併せ持つ。
・葉から抽出したスーッとした爽快感のある精油やスパイス系の精油が多い。
・リフレッシュしたり、活力を与える働きがある。
【ミドル】カモミールローマン・クラリセージ・ゼラニウム・ラベンダー
・トップ・ミドルの後に香り、2〜6時間ほど香りが持続。
・ブレンドの中心となり、全体のバランスを保つ役割。
・温かみがあり、心と体のバランスの両方を持つ働きがある。
【ミドル・ベース】イランイラン・ジャスミン・ネロリ・ローズ
・ミドルの後に香り、3時間〜1日香りが持続。
・ミドルとベースの両方の特徴を併せ持つ
・まったりと香る花から抽出した精油を含む(香りは強め)
・リラックス効果、ホルモンバランスの調整など女性に優しい働きをする
【ベース】サンダルウッド・パチュリ
・時間を経過した後にゆっくり深く香る、4時間〜数日香りが漂う。
・木や根から抽出される精油が多く、ブレンド全体をまとめる役割。
・深呼吸を促して心をどっしりち落ち着かせ、地に足をつけて前進できるように働きかける。
これらを組み合わせることにより、深みのある香りを作ることができるのだそう。
私は以前単体でしか香りを楽しんでいなかったのですが、今はいろんな種類の精油を集めてブレンディングし楽しんでいます。
香水の種類
香水は原料(香料)をブレンドしたものをアルコールや蒸留水に溶かして作ります。
その溶かす割合を「賦香率」といい、それの違いによって呼び名と特徴が変わります。
①パルファム
賦香率 15〜25%
持続時間 5〜7時間
特徴 香料の割合が高く香りが長持する。
ブレンドした精油の活用方法
活用方法としては、オーストラリアは基本シャワーしかないため、足湯をしています。
ブレンドした精油を入れ香りを感じつつ冷え対策を行ってるといった具合です。
足湯用のバケツはKmartで購入しました。Big Wとかでも売ってそうなものです☺️
スィートオレンジ3滴、ラベンダー1滴、サンダルウッド1滴の配合は使いやすいため頻回に利用しています。
もし、精油について詳しい方いましたら「こういう配合も楽しめますよ」と教えていただけたら嬉しいです。
では、今日も読んでくださりありがとうございました。
おやすみなさい。