ファミチキでお尻を破壊した日
「やっぱファミチキかな… うぅ…」
これは私が、深夜2時に泣きながらトイレで発した名言である。後半の「うぅ…」がファミチキを食べた後悔や懺悔を意味している。なんとも悲しい名言だ。人はなぜファミチキでお尻を破壊してしまったのか。 その経緯を少し紹介し、二度と被害者が出ないようここに注意喚起をさせてもらう。
経緯について
コロナの感染者数が増えたため、私は外出を控えることにした。そのため土日の過ごし方を考え直し、最近は映画鑑賞を行っている。利用するのはアマゾンプライム。映画見放題のサービスで、旧作見放題だ。最近私はホラー系を見ることが多く、最近は「ジェーン・ドゥの解剖」や「ミッドサマー」などを見ていた。どちらもグロ描写ありのホラー映画でどちらも違った怖さがあった。
そしてお尻を破壊した日はちょうど「来る」を見ていた。
この映画は日本映画特有の「霊的な怖さ」が演出されていて面白かった。大まかなあらすじ、オチを述べると面白さが半減するので、見どころだけ伝えると
柴田理恵が戦う
柴田理恵の腕が吹き飛ぶ
柴田理恵がナイフで刺す
柴田理恵が一人立ち向かう
ここだけ聞くと「柴田理恵が故郷を追われ、復讐する話」のように聞こえるが、そういう話ではないので安心して欲しい。きちんとしたホラー映画だ。
まあそんな柴田理恵を横目にコンビニで買ったきた飲み物、お菓子等を食す。至高のひと時だ。
その時、買ってきたのは「ピカチュウのパインフラッペ」
ピカチュウのパインフラッペ |商品情報|ファミリーマート (family.co.jp)
と諸悪の根源「ファミチキ(ハバネロホット)」
ファミチキ(ハバネロホット) |商品情報|ファミリーマート (family.co.jp)
「甘さと辛さのハーモニーと共にホラーを楽しもうじゃないか」と脳内の松重豊がささやく。その言葉を鵜呑みにし「孤独のグルメ」ならぬ「孤独の鑑賞」を楽しむため2点を買ったが、このファミチキがめちゃくちゃ辛かった。
それもそのはずで、辛味成分であるカプサイシンは油に溶けやすい性質がある。ラー油とかが辛いのもそのためだ。つまりこのファミチキは油を活かし効率よく辛味を摂取させるシロモノなのだ。
ピカチュウのフラッペで抑えられない辛さに耐えながら、ファミチキを食す。「辛いのがなんだ。 劇中の柴田理恵の方がもっと辛い思いしているぞ。」と自分に言い聞かせファミチキを胃の中へ成仏させた。
しかしファミチキは成仏せず、悪霊となっていた。
異変に気付いたのは深夜2時、眠りながら下腹部の異変に気付く。痛い ただただ痛い。そのまま寝てしまおうかと思ったがダメだ。痛くて寝れない。トイレに行けば解決するかもと思ったが、悪霊が出てくる様子もない。そのまま30分苦しみ、
「___________________来る」
と悪霊が顔を出す気配を感じてトイレに直行した。
そのまま悪霊を全てトイレの中へ成仏させ続けた。とにかくお尻が痛い。痛みに耐えながら「やっぱファミチキかな… うぅ…」とつぶやき、戦い、お尻は破壊された。途中タカトシのトシの画像を見ると生理痛が収まることを思い出し、お尻の痛みにも効くのではないかと考えずっとトシの画像を見ていた。
が 痛みは治まらず、最終的には『「生理痛のトシ」と「霊媒師 柴田理恵」のハーモニーで立ち向かおうじゃないか』と写真を交互に見ながらカプサイシンという悪霊を祓い、お尻は無事破壊から復興を遂げた。
注意喚起
以上がファミチキにお尻を破壊された日の話だ。という事で
辛いものはお尻を破壊するから気をつけろ!
という何ともひねりのない言葉になってしまったが、マジである。特に油+辛さはカプサイシンという悪霊の力を増加させるので注意が必要だ。私はもう辛いのはコリゴリなので、ハバネロ系の物は食べないと誓った。もし食べるとしたら、また2人の写真を眺め、カプサイシン霊媒師になるほかない。
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