地域猫活動 その41
いつも記事をお読みいただきまして、ありがとうございます。とにかく寒い、いや、寒いなんてもんじゃない、震え上がってます。
それは、人間も猫も一緒ですよね。特に外猫は、辛い季節だと思います。近所でなじみにしている八百屋の奥さんが言っていた話ですが、配達先の地域で、寒さで縮こまっている猫を住宅の庭先で見て近所の人に知らせたら、何と、縮こまって寝ているのではなく、死亡していたそうです。直接の原因が寒さなのかどうかはわかりませんが、かわいそうな話です。
さて、それとは反対に、個体管理した上で、お世話が可能な外猫には、できるだけのことをしてあげたいと考えるは、よくあることだと思います。我が家でも地域猫活動の一環として、猫とクリスマスを過ごすと言うことを考えて見ました。
ちょうど昨年の今頃は、エイズキャリアの子猫を保護していたので、ストレスを与えないように、外猫を冬の間も、一度も室内に入れてあげることができませんでした。
外で暮らす猫たちにとって、何が本当の幸せなのかは、私たちが勝手に判断することはできません。しかし、人間の都合で避妊・去勢手術をされた猫たちが、食べ物や快適な居場所を求めてここに来るのなら、可能な限り猫と親しくなることは、活動家の私たちにとって、ひとつの喜びでもあります。
たまに、地域猫活動の話をすると、感謝される代わりに、「猫の数を減らすために躍起になっている」という誤解をされている場合があることに気づきます。これはちょっと違いますよね。結果的に猫の数を減らしているのかも知れませんが、どちらかと言うと、私たちは猫を守るために活動していることの意味が大きいです。
先日当地域で、臨時の地域猫捕獲作戦を実施しました。今になって、手術が必要な個体が居ることを確認したからです。しかし、結果は散々なもので、何と3頭連続で、手術済みの猫が捕獲器に入ってしまい、お目当ての猫が捕まりませんでした。考えてみればこれは、「嬉しい悲鳴」であり、また別の意味では、お目当ての猫を捕獲するには、どんどんハードルが高くなっていることを示しています。これはどうやら、年明け早々から、捕獲作戦の続編を計画しなければならないようです。
それにしても、暖かいケージの中で安心して眠る猫たちを眺めていると、寒さで上がっていた血圧値も、落ち着きそうです。
本日も最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。