「雲の方より、風の彼方へ」
雲の方より、風の彼方へ。心置きなく消えゆく彼方、夢を想いしか、その思いは連れなき心のその果ての物、その御心汝いかに、我の事問いただすか
連れなき心その心の中、行く末を思うば当然の帰結、果てなき壁は険しかり、己心に鍵をかけ、連れなき心その御心の中、思いしかば、我のいたらん所なり
願いは一つただ一つ、せめて壁をば打ち下だし、せめて声は聞こいたし、しかしそれ儚き夢、かなわぬことと思いししかば、その心、果ての世をば、ただ漂いつ
終局なり、我は想いしその御心、心に想いし心ば、願いしかば、その御心、願い叶いなかれど、それにて心落ち着く、心は平安、今は令和、ゆきゆく心はその御心なり、連れなき汝はいかにこの世をば泳ぐか
了
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