わたし、こんな人 vol.5 1年経たずして物流会社を退職!?
家の近くのバイクのECサイトのパートを続けて早2か月。
会社にも馴染みはじめて人間関係も良好!
そんなある日・・
突然私のスマホに「採用」通知が。
めちゃくちゃいいやん条件
2か月前に受けていた正社員の物流会社の人事総務の採用通知だった。
条件も現在のパートのものに比べると
金額面でも安定、
時間もなんと10:00~17:00(実働6時間で残業なし)
賞与ありの社会保険完備と
文句なしの条件。
子供のことを考えるともっとお金が欲しい。
働く=お金を得ること、と当時私は強く思っていたので
退職を決意。
パートを辞めることをリーダーに話しました。
リーダーにもチームの皆様にも送別会をしていただき
(たった2か月なのにみなさん本当に温かく見送ってくださった)
「いつでも戻っておいで!」と無事に円満退職することが叶いました。
このあと1年未満で自分が退職することになると知らずに・・
家族経営は本気でやめとけ
正社員で入社した物流会社はいわゆる「家族経営」の会社でした。
創業者の息子が呑気に経営していました。
社長はこんな人でした・・・
仕事は全くせず(社長だからいいといえばいい?)
感情で動くから、ものすごく振り回される。
挙句の果てには、就業中に買い物に付き合わされる、
歌舞伎見に行こうと突然言われ最前列で歌舞伎鑑賞。
ランチはホテルビュッフェ。
町で一番うまいウナギを食べに連れていく。
キャバクラで豪遊。
週一回の高級すし店通い。
オフィスはこんな感じだった!
オフィスはトラックが出入りする横にぽつんと立つプレハブ小屋。
トイレは工事現場のおっちゃんが使う仮設トイレ。
なぜか百貨店で購入した高そうなスリッパをはくよう強要された。
真夏はプレハブだから暑すぎて早く帰っていいよと言われた。
こんな状況だから、引っ越そうかなと思って!と突然の引っ越し提案。
引っ越しの為のショッピングに再度突き合わされました・・・
トラック運転手以外の従業員は、
社長、社長のお付きの男性Mさんの2人
つまりこの2人と私は関係を構築して
仕事を毎日していくことになるということです。
人事総務の仕事がしたくて入ったのに・・・
人事総務として入社し、自分のキャリアをここでずっと形成していくぞ!と
考えていた矢先・・
「ecoさんには経理を担当していただきます。」
え?
聞いてたのと違う・・
経理????
どうやら社長のお付きの男性Mさんの仕事を引き継いでほしいとのこと。
では、Mさんは何をするの?
(後で知ることになるのですが何もしないというのが答えでした。実際転寝をする、スマホサーフィンが日課になっていきました。)
2か月ほど経過すると、私の同期となる人物すみちゃん(27歳)が入社。
どうやら彼女が人事総務を担当することになるらしい。
社長、Mさん、私、すみちゃんという謎のチームで仕事を始めることとなりました。
なぜ、人事総務と聞いて入社したのに引き続き経理?
納得できなかった私・・
でも与えられた経理の仕事をこなして、
自分のやりたい仕事は人事総務です!とはっきり主張して、
仕事を任せてくれるようにコミュニケーションを取って努力しようと
心に決めました。
それから経理の勉強を始めるのでした。
異変。
そんなある日、すみちゃんと私は異変に気付き始めます・・・
社長の静かで細やかで、間接的で、なんとも言い表せない
パワハラ、セクハラに耐える日々が続き・・
それはそれはもうここでは書ききれないほどのひどすぎるものばかり・・
ついにすみちゃんが体調不良に・・・
会社を泣きながら休みたいと相談にのったことも・・
夜眠れなくて電話で相談にのったことも・・・
私自身も理不尽な理由で「厳重注意」と書かれた紙を
突きつけられました。
内容は、会社でバタバタ走るな、とか
(実際には走っていないし、ササっとコピーを取りに一度だけやっただけ)
紙面にするまでもないような内容でした。
完全なる「いじめ」でした。
とにかくここにいたら危険だ・・・
命の危険さえも感じる。
そう感じたすみちゃんと私は転職活動を2人でスタート!
転職決意と不当解雇
順調に転職活動をしていた矢先・・
忘れもしない2024年の桜がきれい以に咲いていた4月。
すみちゃんと私はある情報を得た。
どうやら社長が私(eco)だけを退職に追い込むようだと。
しかも不当な理由でした・・
いわゆる、不当解雇というやつです。
その前に辞めてやると思った私は退職の準備を進めました。
そこにすみちゃんが!!!!!!!
「待って!ecoちゃん、弁護士つけよう!そして私もecoちゃんと同じ日に辞める!あんな奴らと1秒でもいたくない!」
え!?
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええええええええ!?!?!?!?!?!?
弁護士の退職代行
話はとんとん拍子に進み、私たちはすみちゃんが見つけてきた
フォーゲル弁護士事務所の先生についてもらい退職代行を利用することにしました。
※フォーゲル弁護士事務所はミヤネ屋に出てる有名な先生で、とても安心できましたしLINEで綿密に計画を立ててくれてとてもお世話になりました。
弁護士先生たちによると、以下の内容から私たちは守られているとのことでした。
提示されている解雇予告の内容を見て不当解雇に該当する
慢性的なパワハラ、セクハラがあった。
給与未払い等の証拠を確保している為、万が一訴えられたとしても勝てる
まさか自分が退職代行を使うなんて想像もしていなかった。
でも使わなければならないや無負えないこともあるんだと。
今回ひとつ、安心材料ができていい経験ができたと思っています。
退職代行は以下の通り実施されました。
退職希望日4月19日に弁護士から会社の社長に連絡
「2人が退職希望です。本人とは話せません。手紙、連絡、家に行くなど一切禁止です。」と。
会社携帯、保険証など備品は返却しますので受け取りをお願いします、と。
無事に退職が進み現段階では相手企業社長からの嫌がらせもなくなりました。
今回で学んだこと
すみちゃんは元々、大手化粧品会社の販売員をされていて
コスメに関しての知識が豊富!
本当に自分がやりたいことって何だろう、場所や時間、給与より
自分が貢献できること、楽しいことって何だろう、と日々自分に問いかけながら転職活動をされていました。
その結果、超大手コスメブランドの人事の面接に合格し現在は大活躍しています!
そんなすみちゃんの姿に私はとても影響されました。
私って今まで・・
子供がいるし、
時間が短くて、
賞与もあってほしい、
正社員のほうがいい、
出来るだけ興味なくても楽な仕事、
そんな考えでした。
でもすみちゃんと出会って転職活動をしていくうちに自分の考え方も変わった。
自分の今までの経験ってどう活かせるだろう
好きなこと、夢中になれることって何かな
会社に求めることってやっぱり何?お金?時間?職場までの距離?
いや、人だ、、、、
私って何で人事やりたかったんだっけ?
そっか、アパレルでたくさんの人と関わってきて人の成長が最も自分の喜びだって感じた、あの純粋な気持ちがあったからだ。
エンジニアになった時に、何かを作る喜び、大変だったけどこんなアイディアでこんなに素敵なものができたという経験、、、
人で会社を選ぼう。自分に合うかなと、とことん探そう。
もちろん自分には子供もいるから時間や距離に制限もある。
でもその中で自分が納得できる会社にきっと出会える。
完全に転職活動に向き合えたのは、自分自身に向き合おうとしたのはこんな遅くになってからでした。
まさか自分がこんな目に合うなんて・・・
2024年は本当に自分にとってとんでもない1年になりました。
だけど、全部に意味がある。
自分にしかできない、乗り越えられない課題が来てるんだと思う。
こんな経験してなかったら、全然知らない事もあった。
本当に全部ひっくるめて嫌だった感情、苦しかった感情も全て含めて
こんな感情にしてくれてありがとう!と叫びたい。
なぜなら今私は、
転職してください!といわれたらやり方がわかるから。
コツをつかんだから!!!
この経験がなかったら何もなかったから。