見出し画像

死ぬまでに見ないと絶対に損する映画(1)「手紙」〜これ以上泣ける映画を知らない

 私は、東映で、映画監督をめざしていました。
 新聞で、映画評論を20年書きました。
 雑誌で、日本、海外の映画監督、俳優を取材しました。
 ビデオのシナリオを書いてきました。
 毎日、映画を見ています。多い日は、5本見ます。
 心から映画を愛しています。

 私は、膨大な映画を見てきました。
 このマガジンで紹介する映画は、私の主観で、「死ぬまでに見ないと絶対に損する」と考えた映画です。
 マガジンを読み、いいなと思った人は、映画を見てください。

 最初に紹介する映画は「手紙」です。
 原作は、東野圭吾のロングセラー小説です。
 出演者は、山田孝之、沢尻エリカ、玉山鉄二。
 沢尻エリカが、若い頃の作品で、清純な印象です。

 私は、映画を見て泣くことはあまりありません。
 この映画は、泣きました。
 
 人は、感動して泣くことほど、心の健康にいいものはありません。
 ストレスが発散されます。
 泣いたあと、すっきりします。
 現代社会は、さまざまなストレスに悩まされます。
 ストレスに悩まされたときは、「手紙」を見て、泣いて、すっきりしてください。
 私も、何度も「手紙」を見ています。

 「手紙」を好きな人は、たくさんいます。
 私の友人たちも、「手紙」を話題にすると、盛り上がります。

 映画評論、映画の紹介では、必ず、「あらすじ」が書いてあります。
 これは、初めて見る人をつまらなくします。
 どうなるのか、わからないから没入するのです。
 先がわかっていたら没入できません。
 そのため、ここでは、できる限り「あらすじ」を書きません。
 書いたとしても、必要最低限です。

 YouTubeで、映画を短くまとめた動画が流行っています。
 絶対に見ないほうがいいです。
 いい映画だったら、なおさらです。

 原作本を読むのはあとにしたほうがいいです。

 また、映画館と自宅で見るのでは、感動の深さが違います。
 これは、映画館に出かけること自体、わざわざ面倒なことをしているわけです。
 さらに、高いお金を払うのです。
 一生懸命、見ようとするのが当然です。
 そのため、いい映画は、映画館で見たほうが深く心に刻まれます。
 以前は、古い映画を3本1000円で見られる映画館がたくさんありました。
 ビデオがない時代、そうした映画館に通いました。
 席から立てなくなるほど感動した記憶があります。

 もう一つは、良い映画は、十代、二十代に見たほうが良いということです。
 十代、二十代は、人生の何もかもが初めてのため、感受性が豊かで、感動の深さが違います。
 衝撃の深さが違います。
 その深い感動を、一生、忘れることはありません。
 人生の豊かな宝になります。

 とにかく、「手紙」は、死ぬまでに見ないと絶対に損する映画です。

ここから先は

0字

この記事は現在販売されていません

この記事が参加している募集

よろしければ、サポートをお願いします。いただいたサポートは、読者の皆様に喜んでいただけることを書くため、誠実に使わせていただきます。