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読書よ再び

ハタモトさんのフォトをお借りしました。

一昨日、Amazonポチ!からやっと本が届きました。時間がかかった。
「明日の約束」辻仁成著:文春文庫
この本は単行本「アカシア」2005年9月文藝春秋刊で
文庫化にあたり改題し、「明日の約束」で2008年9月刊となっています。

昨年秋口から、児童文学などは読めれども、大好きな辻先生の作品が
なかなか読めなくなっていました。私自身の内面の覚醒?!が始まって
様々な人間の感情というものがしんどくなってきていたようです。

最近、スカッと抜けました。で、昨夜から、「明日の約束」を拝読。
今、まだ「ポスト」「明日の約束」「ピッジョンゲーム」「隠しきれないもの」まで読み終えました。完読してからと思いましたが、この感動を早く書きたくて書いています。俗にいう感想文?!は、私のは感覚的で変だと思いますが、とにかく、またこの作家さんの魅力、いえ、魔力につかれてしまったと、思ってしまいました。

約20年前にこの作品を書かれていますが、たぶん、あの頃の私では、
まだこの作品の様々な心理描写などが理解できなかったと思います。
ここ数年、私自身様々な学びをし、さらに辻先生の他の作品などを拝読してきたからこそ、この作品に描かれている心も理解できますし、今の地球に住む人間の真実を描かれている事がよくわかります。私達人間に言いたいことも。すべてタイミングよく、この著書と出会えました。

どうして、ここまで人間の生きる哲学や心理を深く深く理解し、心理描写を美しく描けるのか?あまりの繊細さと優しさに、よくぞこの今の地球で生きてこられ、これだけの創作を世にうみ出されたと、心からの尊敬しかありません。

この本を拝読しながら、「ダリア」を思い出したりもしました。実は初めて拝読した時、怖くて一度手元から離しました。そして、時間をかけ再び手元に戻しました。作家は神の視点で描くともいいますが、まさにそうです。

「明日の約束」を拝読し、辻先生が地球カレッシの中でおっしゃられた時間という概念が理解できましたし、今のこの時代の若者たちなら、この小説の中の様々な概念をすんなりと心にはいってゆくとおもいます。

本を読んでの感想は、人それぞれなので、是非、この作品を読んでいただきたい。「ポスト」「明日の約束」「ピジョンゲーム」「隠しきれないもの」どの作品にも、文脈の奥深い底の流れに愛がそこかしこにひそんでいます。また、人間を真に分析する鋭い視線も持っておられる。

ジンセイさんの「空」の歌や歌詞が聞こえたり、伊勢丹で初めて絵画を拝見した時のことなどが、歌や絵画や小説など何もかもが、すべて繋がっているのだとあらためて感じました。拙い文章で申し訳ございません。

さて、再び小説を拝読いたします。

☆彡
篠笛教室の前にカフェで。

今日の夕飯:生セージがなかったので、生ハムの上にセージの粉を振りかけました。お肉は豚のひれ肉を叩いてのばしました。ジャガイモは新じゃが。
凄く美味しかったです。

白ワインとレモンソースで

充実した日でした。

素晴らしい小説とお料理のレシピに感謝。

ありがとうございます。