ヒロユキというカウンセラー(第14話)~ちょっと何言ってるか分からなかった高校授業~
クソつまらなかった高校の勉強
僕が一番苦手な科目は数学でした。数学は答えを見てもなぜそうなるのかわからないから嫌いでした。数Ⅰ・数Aはまだなんとかついていけたけれど、数Ⅱ・数Bは二次方程式以降は全くついていけない。ましていわんや数Ⅲ・数Cになると「ちょっと何言ってるか全然わからないんですけど?」状態。
英語は文法が苦手でした。副詞とか助詞とかいわれてもチンプンカンプン。
現代文は答えを聞いても納得がいかない。特に小説問題は「それってあなたの感想ですよね?」みたいな感じで著者が本当にそういう気持ちで書いたかどうかわからなくない?と最後まで「納得がいかない」と思っていました。
古文も意味不明。「ありおりはべりいまそかり」は暗記はしてみたものの、「日本語の古語でラ行変格活用をする動詞」とかいわれても頭爆発状態。
化学・物理は本当に無理でした。化学は「水兵リーベ僕の舟。7曲がりシップス、クラークか」を覚えて僕の化学の授業は終了しました。
生物は化学や物理に比べるとまだちょっとだけマシでしたが、浸透圧うんぬんとかいわれると「やっぱり意味わかんねぇぇ」となってしまいました。
そんな僕が当時の担任からいわれた言葉が「これだけは誰にも負けない!という科目を1つだけでいいからつくれ」というアドバイスでした。単純な僕は「1つだけでいいなら俺でもできるかも!」と思ったのです。
僕が選んだ科目は世界史でした。(これは高校3年生のときの話なので、すでに倫理には全く興味がありませんでした)
これをいうと「日本史じゃなくて?」といわれることが結構あります。
僕としては「墾田永年私財法」みたいに漢字もセットで覚えなければならない日本史よりも「マルクス・アウレリウス・アントニヌス」みたく長ったらしいけれど、漢字もセットで覚えなくてもよい世界史のほうが好きでした。
「世界史だけはトップをとってやろう」と思って取り組んだところ、1度だけクラスのテストで1位をとることができました。ところがその後周りの友達から「世界史って大学によっては入試の科目になかったりするよね?」とか「世界史って得点配分低いよね?」みたいなことをいわれて、やっぱりやる気がなくなっていったのです(笑)
有名私立大学の世界史の問題を見ていると、教科書に出ていないことがふつうに問題にあったりすることにも「教科書に出てないことを問題にするっててありなん?」と、何か卑怯に感じたりもしていました。
今思うこと
第12話(前編)でもいいましたが、結局僕は最後まで「なぜ勉強しなければいけないのか?」という意味がわからないまま中学・高校時代を終えました。勉強の仕方も自己流のままで、どのように勉強をしていくのが効率がよいのか?というテクニックもまったくわからずに受験を終えました。
今は本屋にいったりyoutubeを見れば「なぜ勉強しなければいけないのか?」という情報はたくさん手に入ると思います。勉強のテクニックについての発信している人も大勢いるでしょう。僕もそういったものを学べば少しは結果が違ったのではないか?という気持ちもあります。
だからこそ子供達には
①なぜ勉強しなければならないのか?
②学ぶって本当は楽しいこと
を伝えられる父親でありたいと思っています。
(続く)
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