2024年2月8日(木)
夫は、お腹が空いてご飯が食べたい時に「ご飯食べない?」と聞い(誘っ)てくる。
「ご飯食べたい」「ご飯つくろうか」「ご飯食べに行こう」などではなく、「ご飯食べない?」である。食べない?と聞かれ(誘われ)ても、作るのはわたしで、その声かけにいつもムッとなってしまう。ムッとしてしまう自分がなんだか嫌でいつも黙ってキッチンへ向かうのだが、今日は体調も優れなかったせいもあってその言葉に反抗したくなり、「誘い文句でお願いしてくるのはズルい」と言い返してしまった。
夫はハッとした表情になり、若干しぶしぶ彼なりに作れる昼食(トースト)を作ってくれた。
正直動くのも辛かったのでとても有難いと思った。そして同時に申し訳なさを感じた。
なぜか。
独身の時は自分1人分の準備で良かったということと、そうすることで生活費が多少安く上がっていたので、簡単に自炊をしていたのだが、わたしはそもそも料理がそんなに得意ではない。
一方の夫は、全く自炊せず、ほっとくと食べない。
そんな2人が結婚した。
自ずとキッチンに立つのは帰宅が早く、食事はちゃんと摂りたい派の「わたし」である。
今思えば、初手からもう少し家事分担を行なっておけば良かったなと思う。
結婚してから苦手な家事を我慢してやって、それが当たり前にわたしの分担になり、明らかに負担となって全て放棄してしまうことがたまにある。
「結婚したら女性の負担が増えるというけど、なんでそうなったのだろう」と、数年前にネットニュースで女性の家事負担について読んだ夫が無邪気にも聞いてきたことがある。でもそれは、彼だけのせいではない。
気がつく方が、気になった方が手を出すから。別に女性だけの家事負担が増える訳ではないと思うのだ。我慢の許容、ビーカーの溢れた方が担ってるんじゃないだろうか。そのビーカーがわたしは小さくて彼は浴槽なんじゃないかと思っている。
夫を家事ができるように育てるというよりは、上手くこちらの負担について説明して、わかってもらって、協力し合える関係になりたいと思う。
夫は器用な方だし、伝えれば分かってくれる人なので、きっとバランスの改善は行えると思う。話し合いを面倒がるのではなく、向き合っていこうと思う。