雨月物語「菊花の約」を読んで
武士の美意識ってすごい。まず最初にそう感じました。「美しいままで死ぬ。それこそが美しいことである」と。
彼らの美意識って、現代人のそれとは違うと思うんです。何が違うかって、美意識の矛先が違うんですよね。
武士は美意識を「自己や精神」つまり「内側」に向けます。
対して現代人は「見た目(所有物を含む)」つまり「外側」に向けます。
で、ここで考えたいのは、「私たちの本質って何?」ということです。
やっぱりそれは精神、つまり魂だと思うんですよね。
東洋のブッタも、西洋のプラトンも同じ結論に行きついている。これはやはり偶然ではないと思います。
見た目なんて全部自分の一部にすぎません。そんなものに悩みすぎてしまうのは、やはり無意味なことなのかな~って読後思いました!以上!!