母という名の舞台にたった娘の話
今日、母が入居しました。
愛おしい母の頬を触り、
髪をなでて…
新しいピンクのパジャマに着替えさせて、
介護タクシーに母をリクライニングの車椅子に乗せ
父と2人だけを乗せた。
結婚して65年の最後のドライブになるだろう。
自宅から、施設までの距離、
何か話したのだろうか。
何か声をかけていたのか、わからないけど、
2人だけの時間を作ってあげたかったのだ。
介護タクシーの運転手さんの手伝いをし、
入居の書類にたくさんサインをして、
母の状況を介護士さんに話す。やることが満載である。
女優✨
演じました。
最高の女優になってきました✨
母は、私をじっとみている。
私の姿を目に焼き付けているかのようだ。
(泣くなよ!!)
誰かに言われたような気がした。
母に
『何も心配いらないからね、みなさん優しい方ばかりだから、大丈夫だからね。』と笑顔で話すと
母は、
にっこりと、笑ってくれた。
女優を演じている私よりも
母の笑顔は本物でした✨
母には、勝てないな。
母は、私にとって世界イチの女優✨
母は……
私にとって自慢の母✨
母と会うときは、
ずっと私は女優になるからね
今日は、
ゆっくりやすもうと思います✨
ありがとうございます。
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