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冷蔵庫と食べ物と私

私が行くと母が目覚める。

「喉乾いてない?」
『カラカラ!パパ耳が聞こえないんだもの!』

やっぱりそうか…。

父が私を呼ぶ。

夕飯にこれを食べさせたらいいんだよな?!
と、手にしているのを見ると、介護食だ。

ん?形が変だ…
見てみると、凍ってる!

「おいおい!なんで冷凍庫に入れるんだよ!」
と言うと、
父は
『お前がいれていったんだろうが!!』と逆ギレ。

はぁぁ?
「入れるわけないでしょ?」と、つい反論してしまった。

私の声をかき消すかのように、
また、父が
『お前がいれていったんだろうが!!』と言う。

(あぁ〜はいはいっ😢)

私は父を看取ることはしたくないのだ。
今まで味方じゃなかった父を今面倒見ているのは、母がいるから。

そう言っても、仕方なしに父の世話をするであろう自分が嫌だ。

仕事も終わった…
さぁて、明日は父の認知症検査の日だ

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