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アサーティブ・コミュニケーション①

時折ですが、インターネットの掲示板やブログなどで、感情的な非難の応酬を見かけることがあります。そんなとき、アサーティブ・コミュニケーションが必要なのではないかとよく思います。

コミュニケーションのスタイルには、大きく分けて以下の3つのタイプがあるそうです。

・アグレッシブ:自分の意見を一方的に押しつけ、相手の気持ちを無視する
・ノンアサーティブ:自分の意見を言えず、相手の意見に合わせる
・アサーティブ:相手を尊重しつつ、自分の意見を率直に伝える

アサーティブ・コミュニケーションとは、相手の意見も尊重しながら、自分の意見や要望を率直かつ明確に伝えるコミュニケーションスタイルのことです。
その手順としては、以下の4つのステップで進めてゆきます。

  1. 状況の描写:まずは、客観的な事実を具体的に描写します。自分の感情や評価を交えずに状況を説明します。

  2. 気持ちを伝える:次に、その状況に対して自分がどのように感じたかを率直に伝えます。

  3. 提案をする:そして、相手に対して具体的な提案をします。

  4. 相手の反応を尊重する:最後に、相手の反応を尊重します。相手が提案を受け入れてくれるとは限りません。相手の意見も聞きながら、建設的な解決策を探ります。

そしてアサーティブ・コミュニケーションを行うことに意義には、
・より良い人間関係の構築
・ストレスの軽減とメンタルヘルスの向上
・生産性の向上と組織の活性化
といったことがあるそうです。

アサーティブ・コミュニケーションは、自分も相手も尊重する、バランスの取れたコミュニケーションスタイルであり、日常生活や職場において、積極的に実践していくことが、より豊かで充実した人生を送るための鍵となるようです。

ところで、アサーティブ・コミュニケーションについて調べていたところ、ふと、お釈迦様は、他者の意見を頭ごなしに否定することはなかった、ということを何かで読んだことを思い出しました。

少し長くなりそうなので、この続きは次回にしたいと思います。

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