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宗教や信仰についての雑記 #66

◯誰もがメッセンジャー

先日、静かに座り、目を閉じて、呼吸を整え、瞑想のまねごとをしていたとき、ある考えが頭に浮かびました。

それは、誰もがメッセンジャーということです。

私達は周りの人や物事を通して、大いなるものからメッセージを送られていて、それによりも護られているという考え方があります。
そうであるならば、この私という存在もまた、大いなるものからのメッセージを誰かに渡す仲介をしているとも考えられます。
たとえ自分が意識せず、何も気づかなくても、知人あるいは見知らぬ誰かにメッセージを渡していて、その人を護る役割の一端を担っているのかもしれません。

そしてその役割とは、別に私でなくても、あなたでなくても、誰でもいいというものではありません。
その時、その場所、その状況にいる「その人」でなければその役割は果たせない、それらの条件すべて満たされて初めてその役割が実現するのです。
人が皆その存在の根底に持っている代替不可能性の根拠がそこにあります。

ですから誰もが、代替不可能な掛け替えのないメッセンジャーなのです。

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