宗教や信仰についての雑記 #93
◯祈りについて③
先日より祈りについていろいろと考えている内に、祈りに対する捉え方が徐々に変わっていました。「祈り」という言葉の意味を、もっと広く捉えるようになってきたのです。
手を合わせ目を閉じて心のなかで何かを願ったり、決められた文句を唱えたり、賛美歌や御詠歌を歌ったりすることだけが祈りの形ではないような気がしてきました。
神仏からのメッセージを感じ取り、それに応えることを意識しているならば、例えば、毎日仕事をしたり、炊事や洗濯や掃除をしたり、散歩に出たり知人に挨拶したりすることだって、祈りになるるのではないでしょうか。
いや、たとえはっきりと意識しなくとも、そこに否定的な感情が無ければ、それらは無意識の祈りの形と言えるのではないかとさえ思えます。
そう考えると私の場合は、この投稿を書いていたり、何を書こうかと考えていたりすることが、ひとつの祈りとなっているのかもしれません。
その時の心の状態を維持できれば、先日の投稿(#88)のような祈りの言葉を改めて唱える必要はないのでしょう。無論それはその時の良い心の状態を維持できればの話ですが・・・
現実は厳しく、日常生活の中で心が折れそうになったり、負の感情が湧き上がってきたりすることはしょっちゅうです。
でもそんな心の弱さにも慈悲がかけられていると信じて、祈りの心を常に忘れないようにしたいと思います。